箱根予選会15位敗退の駿河台大30歳“今井先生”が再スタート 1万メートル出場

駿河台大の30歳の学生ランナー今井隆生。ゴール後、厳しい表情でレースを振り返った
駿河台大の30歳の学生ランナー今井隆生。ゴール後、厳しい表情でレースを振り返った

 平成国際大長距離競技会が24日、埼玉・鴻巣市立陸上競技場で行われ、先週の第97回箱根駅伝予選会(17日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地内周回コース=21・0975キロ)で悲願の初出場を逃した駿河台大の30歳の学生ランナー今井隆生(3年)は1万メートルに出場し、30分24秒49で走った。

 予選会のハーフマラソンで30歳にして自己ベストを1分25秒も更新する1時間4分11秒で走破してから、わずか1週間。1万メートルで自己ベストに約12秒及ばなかった今井は「きついというより体が動きませんでした」と悔しそうに話した。あえて自身にハードスケジュールを課した理由については「早く再スタートを切りたかったので」と闘志をみなぎらせながら説明した。

 今年3月まで埼玉・飯能市内の中学校で体育教師を務めていた今井は「もっと生徒に寄り添える先生になるため」に教員の自己啓発等休業の制度を利用し、今春、駿河台大3年生に編入。心理学を学ぶと同時に、高校時代からの夢だった箱根駅伝出場にもチャレンジしている。しかし、今回の予選会は15位で敗退。チャンスはあと1回だ。

 来年の予選会は31歳で迎える。「挑戦することに年齢は関係ありません」と今井は話すが、箱根駅伝に挑戦できる回数には制限があることは痛感している。「私の競技生活はあと1年。箱根駅伝に挑戦できるのもあと1回だけ。力を絞り出します」と決意を明かす。

 次週も国士舘大競技会で5000メートルあるいは1万メートルに出場予定。「来週は5000メートルなら14分10秒、1万メートルなら29分30秒を目指します」と自己ベスト(5000メートル14分15秒79、1万メートル30分12秒78)の大幅更新に意欲を燃やす。“オールドルーキー”は自らの体に鞭を打って全力で“ラストシーズン”に挑んでいる。

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