【巨人】クロマティ氏から助言 丸佳浩が“ひとり5連覇”へマジック「5」弾…最短Vは27日

2回1死、23号ソロを放ち、雄たけびを上げる丸(カメラ・中島 傑)
2回1死、23号ソロを放ち、雄たけびを上げる丸(カメラ・中島 傑)

◆JERAセ・リーグ 巨人5―4阪神(23日・東京ドーム)

 丸に豪快な一撃が飛び出すなど、巨人が阪神を振り切り優勝マジックを「5」とした。2回1死、バックスクリーンへ13日の広島戦(東京D)以来8試合ぶりとなる23号ソロをマーク。流れを作り、この回3点を奪って主導権を握った。先発・今村は8回途中4安打3失点で4勝目。9回1死一、二塁から救援した田口がピンチを救い、今季初セーブを挙げた。最短Vは27日となった。

 勢いよくバットを放り投げると、丸は一塁ベンチに向かって右腕を突き出した。「自分たちのペースをつかみたかったので、きっかけとなる先制点を取ることができてよかったです。自分のスイングができました」。0―0の2回1死。西勇の低めスライダーを振り抜き、バックスクリーンへ叩き込んだ。8試合ぶりとなる23号ソロ。この一発で主導権を奪い、天敵・西勇を沈めた。

 シーズン終盤を迎えるにあたり、バットをプチ改造した。丸が普段から使っているのはメープル素材だが、硬さによる両手への負担を軽減するため、軟らかいホワイトアッシュへの切り替えを検討。だが、クロマティ氏(球団アドバイザー)から「お前の打ち方には硬い方が合っている」と助言されて思いとどまった。しならせて打つより、硬いバットで強くはじくところこそ持ち味。衝撃緩和のためグリップテープを巻き、再びメープルバットを握った。10月は3戦連発をマークするなど、ここまで月間6発と量産している。

 初のホームランキングを目指す岡本にとっても、これ以上ない刺激となっているはずだ。「岡本さんは全て尊敬できる。家の神棚に祭りたい」「和真が100打点以上取ってくれればジャイアンツの2連覇も近づくと思う」―。主砲を奮起させるべく、ことあるごとにイジり倒してきたが、今は本塁打数で4番を猛追し、バットで闘魂を注入している。

 岡本だけではない。今年の1月には、高卒2年目の山下とG球場で合同自主トレ。また、「S班」として2軍スタートした春季キャンプでは、連日若手に助言を送った。「『こういう考え方もあるんだな』くらいに思ってくれればいい」と控えめだったが、優勝請負人の野球観に触れたことは、ヤングGたちにとって貴重な時間となった。純粋な戦力としてはもちろんだが、数字に表れない部分での貢献度も極めて大きい。

 優勝へのマジックを「5」とし、最短でいけば27日のDeNA戦(横浜)で胴上げだ。原監督が「そうですね。3くらいになったら意識しましょう」と話せば、「目の前のゲームを一戦一戦。自分たちのゲームをするだけです」と丸。5年連続でセ界の頂点を極めようとしている男は、淡々と次戦に目を向けた。(尾形 圭亮)

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