【今年も輝く杜の華】(3)佛教大、逆境を力に…山崎夢乃を中心に入賞「可能性ある」

シード権獲得へ意気込む佛教大・女子中長距離メンバー
シード権獲得へ意気込む佛教大・女子中長距離メンバー

◆全日本大学女子駅伝対校選手権(25日、仙台市・弘進ゴムアスリートパーク仙台―仙台市役所前市民広場=6区間38.1キロ)

 かつての輝きを取り戻す第一歩にする。佛教大は、大学の強化指定クラブとなって20年、そして大会連覇を達成してから10年。節目の今季は関西地区選考会6位で3年連続19回目の本戦切符をつかんだ。過去2年は15位、12位と流れに乗りきれずに終わっているが、北野剛教監督(56)は「今回は(8位入賞の)可能性があるポジションにいる」と自信を見せた。

 心強いのは主将・山崎夢乃(4年)の存在だ。7月のホクレン・ディスタンスチャレンジ網走大会で5000メートルを15分56秒77の好タイムを記録。帯同した清水ひなた(1年)が「間近で走りを見て、とても刺激になった」と話すと、2年連続で本戦を経験している芝本涼花(3年)も「チーム全体がより頑張ろうとなりました」と、全員が主将の背中を追いかけ、力をつけてきた。

 今季は新型コロナウイルスの影響で2度の活動自粛を余儀なくされた。夏合宿も行えなかったが、代わりに朝6時から京都の鴨川や桂川の河川敷を最長で20キロ走り込み。芝本は「合宿と同じレベルの練習ができて、プラスになりました」と暑い京都で距離を踏み、走りの自信に変えた。9月の関西地区選考会は山崎不在でも突破。指揮官は「誰をどの区間に持っていこうかうれしい悩み」と手応えをつかんでいる。

 16年に監督に就任した北野監督にとっても、一つの節目だ。自ら勧誘した選手が今季、全学年でそろい、より一層強い思いが募る。「走るのは6人だけど、ひとりひとりにできることがある。みんな一つになってくれている」という。4年生がタスキを作るのが佛教大の伝統。逆境を力に変えたチーム全員で杜(もり)の都を駆け抜ける。(菅原 美沙)=おわり=

 ◆佛教大 学校創立は1949年。2000年に陸上部から女子中長距離部門が独立し創設され、同年の全日本大学女子駅伝に初出場(16位)。09、10年に連覇を達成。部員は27人。主なOGは12年ロンドン五輪女子マラソン代表の木崎良子(ダイハツ)、15年北京世界陸上女子長距離代表の西原加純(ヤマダ)。

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