昭和の怪奇派レスラーが帰ってきた グレート‐O‐カーン…金曜8時のプロレスコラム

オカダ・カズチカにエリミネーターを決めるグレート‐O‐カーン。長身のオカダを子ども扱い(新日本プロレス提供)
オカダ・カズチカにエリミネーターを決めるグレート‐O‐カーン。長身のオカダを子ども扱い(新日本プロレス提供)

 新日本プロレスに怪人が出現した。グレート‐O‐カーン(29)だ。岡倫之が2年間の英国武者修行で変身して凱旋帰国したのだ。11月7日に大阪府立体育会館で開催される「POWER STRUGGLE」でオカダ・カズチカ(32)とスペシャルシングルマッチが発表された。

 17日に東京・両国国技館で行われたG1クライマックスAブロック最終戦でオカダとウィル・オスプレイ(27)の公式戦に乱入。オカダをKOし、オカダの優勝決定戦進出を阻んだ。18日の両国大会ではオスプレイと新ユニット「THE EMPIRE」を結成し、オカダ、SHO(31)組とのタッグマッチで帰国第1戦に臨んだ。

 188センチ、110キロの巨漢。黄色いモンゴリアン衣装に弁髪で昭和の怪奇派そのもの。奇声を発してのモンゴリアンチョップは、1980年代に新日本プロレスが生んだ蒙古の怪人、キラー・カーン(小沢正志)ばりだ。アイアンクローからチョークスラムのようにたたきつける必殺技「エリミネーター」を披露した。17日に続いてオカダをエリミネーターでKOし、オスプレイが12分36秒、足4の字固めでSHOを下した。

 自社のカメラマンも両国に行って2階から撮影していたが、新日本プロレスから送られてきたリングサイドのオフィシャル写真を見て驚いた。O‐カーンは191センチのオカダをアイアンクロ―で子どものように差し上げているのだ。「ひれ伏せ、愚民ども! 余の力が理解できたか? オカダ……楽しみだなぁ!」と試合後のコメントも怪人として仕上がっている。

 かつては、2012年に全日本レスリング選手権フリースタイル120kg級で優勝したエリート。2018年6月30日に英ミルトンキーンズアイスアリーナでのRPW「STRONG STYLE EVOLVED~UNITED KINGDOM~」で“ドミネーター”グレート‐O‐カーンに変身。MEMヘビー級、SWEタッグ、RPWブリティッシュタッグ王座などを奪取した。

 元祖モンゴリアン悪役キャラのキラー・カーンこと小沢正志氏(73)は、新宿区で「居酒屋カンちゃん」を営んでいる。「チンギス・カンだから、発音はカーンじゃなくて本当はカンが正解なんですよ」と話し、歌手としてキラー・カンを名乗っているが、レスラーとしての“登録名”はあくまでもカーン。故・橋本真也さん(2005年没、享年40歳)もカナダ時代にモンゴリアン悪役キャラのハシフ・カーンを名乗っていた。

 O‐カーンはツイッターで「グレート・O・カーン、オカン、オーカン、オカーン、岡ーン、カーン、‐O‐カーン、オー・カーン……人の名を間違えるとは、だから貴様らは愚民なんじゃい! 余はグレート‐O‐カーンである!! もしくは Great‐O‐Khan!! しかし愚民の為にオーカーンも許す 書きやすかろう? 公式や記者以外はオーカーンで良いぞ」と説明している。書きにくいが記者は略記してはいけないらしいので、グレート‐O‐カーンと書いておこう。(酒井 隆之)

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