ワールドシリーズで3度あった〇●○●○●〇を日本シリーズでも見たい

1976年日本シリーズ第7戦。3連勝の後3連敗していた阪急が、7回、森本潔の左越え逆転2ランで初の日本一に輝いた
1976年日本シリーズ第7戦。3連勝の後3連敗していた阪急が、7回、森本潔の左越え逆転2ランで初の日本一に輝いた

 今年のア・リーグ優勝決定シリーズはレイズが〇〇〇●●●〇という星取りで、1度は3勝3敗に追いつかれながら最終戦でアストロズを振り切った。この星取り、米大リーグのワールドシリーズでも1度もないケースだが、日本シリーズでも1976年の1度だけ。阪急が巨人に逆王手をかけられながら第7戦で勝利し、初の巨人を倒しての日本一に。今でも野球ファンの語りぐさになっているシリーズだった。ちなみに今年のレイズ、44年前の阪急ともに最終第7戦のスコアは4―2だった。

 さて、7回戦制の星取りは全部で35通りになる。これを日本シリーズ、米国のワールドシリーズ(4度あった9回戦は除く)とリーグ優勝決定シリーズ(5回戦制から7回戦制になった1985年以降)で出すと面白い結果になっている(引き分けはないものとする)。

 一番多いのは4連勝。日本シリーズ8度、ワールドシリーズ21度、リーグ優勝決定シリーズも両リーグで9度と計38度もあった。次いで多いのは2つ。5試合で決まった〇●〇〇〇と6試合で決まった●〇〇〇●〇で3つのシリーズで合計18度だった。

 米国の2つのシリーズで1度も無い〇●●〇●〇〇は日本で3度あった。日本シリーズで1度も無いケースは6種類もあるが、そのうちの一つが今年ナ・リーグでドジャースがブレーブスを破った●〇●●〇〇〇というケースで、米国の2つのシリーズでは合計6度あるのだ。

 〇〇●●●〇〇は1986年まで1度もなかったが1987年ツインズがカージナルス相手にやってのけて以降、わずか32年間でワールドシリーズで4度、優勝決定シリーズで2度、日本シリーズでも1度と計7度。これは7戦に持ち込まれたケースでは●〇〇●〇●〇と並んで最も多い。ただ、全てビジターチームが勝ったのは昨年のナショナルズ(対アストロズ)だけだ。

 今年のリーグ優勝決定シリーズは両リーグとも第7戦までもつれ込んだが、こんなケースは2003年と2004年に次いで3度目。その後のワールドシリーズは2003年が6試合、2004年は4試合で決着がついており史上初のオール7戦決着なるかが楽しみだ。

 一方、日本シリーズでの期待は、ワールドシリーズで3度あった〇●〇●〇●〇という勝ち負け交互のケース。最近6年間は6試合目までに決まっている日本シリーズだけに、そんな緊迫感満点のシリーズを見たい。

 蛭間 豊章(ベースボール・アナリスト)

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