【GoToドラフト】トヨタ自動車・栗林良吏「指名漏れ」経て変化球磨いた

ドラフト1位候補として注目されるトヨタ自動車・栗林
ドラフト1位候補として注目されるトヨタ自動車・栗林

 トヨタ自動車のエースとしてドラフト1位候補に成長した栗林良吏(24)だが、ここまでの道のりは順風満帆ではなかった。

 名城大で愛知大学リーグ通算32勝を挙げ、2018年のドラフト上位候補だった右の本格派は、まさかの指名漏れ。「悔しさは、もちろんありましたけど、ともに指名を待ってくれていた家族やチームメート、監督やコーチ、部長に申し訳ない気持ちの方がありました」

 翌年に入社したトヨタ自動車で転機を迎えた。DeNAなどで活躍した細山田武史捕手らのアドバイスで、大学時代まで投球の軸としていたスライダーを封印してカーブを磨いた。「武器を失うわけですから、不安はありました。ただ、プロを経験している方らが『スライダーは上(プロ)では通用しない。カーブが良いと思う』と言うなら、そうなのかなと。受け入れることにしました」。助言を信じて練習に励んだ結果、カーブはコースを狙える決め球に。最速153キロの直球、120キロ前後のカーブ、135キロ前後のフォークなどキレのある変化球を武器に成長を遂げた。

 緊張と不安が入り交じり、四六時中ドラフトのことで頭がいっぱいだった2年前とは違い、今年は落ち着いている。「緊張や不安などはないです。出すものはすべて出し切ったので、あとは待つだけです」。念願のプロ入りへ、吉報を待つ。(灰原 万由)=おわり=

 ◆栗林 良吏(くりばやし・りょうじ)1996年7月9日、愛知・愛西市生まれ。24歳。勝幡小2年から軟式の勝幡ドラゴンズで野球を始め、佐織中時代は愛知藤華クラブに所属。愛知黎明高で甲子園出場はなし。名城大では1年春から登板し2、3年時に明治神宮大会に出場。3年時には大学日本代表に選出された。178センチ、83キロ。右投右打。

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