【楽天】岸孝之、史上90人目2000投球回達成で負けなし5勝目

2000投球回を記念するボードを掲げる楽天・岸
2000投球回を記念するボードを掲げる楽天・岸

◆パ・リーグ 楽天6―3オリックス(22日・楽天生命パーク)

 楽天はオリックスに6―3で競り勝ち、6戦ぶりの勝利。先発した岸孝之投手(35)が7回を投げ、6安打3失点の粘投で負けなしの5勝目を挙げた。35歳のベテラン右腕は、プロ野球史上90人目となる通算2000投球回も達成した。

 表情を変えることなく、岸は通算2000投球回の記念ボードを掲げた。本拠地のファンから拍手でたたえられると、わずかに笑みを浮かべ「よくここまで投げられたと思います。たくさんの人に、感謝の気持ちしかありません」と喜びをかみ締めた。

 ベテランらしい投球術で、オリックス打線を幻惑した。初回は連打を浴び1死一、二塁のピンチを背負ったが、4番・モヤは内角直球で中飛。続くジョーンズはカーブで空振り三振。「調子はいまいち」ながらも、カーブで緩急をつけ、直球をコーナーに集めた。

 5―0で迎えた6回2死一、三塁でジョーンズに12号3ランを浴びたが、動じなかった。7回もマウンドに上がると、1死から大城を見逃し三振に取り、6回2/3で史上90人目の通算2000投球回に到達した。7回は3者凡退。「なんとしても今日到達したかった」と手応えをにじませた。

 今季は腰痛で出遅れた上、夏場も体調不調で2軍での調整が続いたが、家族の支えが力になった。「けがをしても、していなくても(家族は)いつもと変わらずに接してくれる。どんな時も助かっています」としみじみ語った。

 299試合目での通算2000投球回到達は、杉内俊哉(元巨人)、小宮山悟(元ロッテ)の300試合を上回り、歴代9位のスピード記録。刺激になったのは、同僚で2学年下の涌井だ。西武時代から完投にこだわる涌井を見て「それに負けじと、やっていました」と明かした右腕。今季4度目の最多勝を狙う涌井に負けじと、最後までチームを引っ張る。(高橋 宏磁)

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