◆明治安田生命J1リーグ▽第13節 湘南0―0鳥栖(21日・BMWス)
湘南はホームで鳥栖に0―0で引き分け、最下位を脱出した。チーム最多6得点のエースFW石原直、DFリーダーの坂が前半で負傷交代。攻撃陣はシュート3本と沈黙したが、GK谷を中心に堅守で8試合ぶりに無失点に抑えて貴重なドロー。清水と仙台に勝ち点で並び、得失点差で上回って16位に浮上した。
採点、寸評は以下の通り。
浮嶋敏監督【5・5】石原直、坂、松田とケガ人が続出し、ゲームプランが崩れた中で価値あるドロー。2戦連続で先発起用の畑が攻守で高パフォーマンス
GK谷晃生【6・5】後半32分、47分と右手1本でスーパーセーブ。寒さで体が冷え込む中で集中を切らさず無失点
DF坂圭祐【5・5】最終ラインを統率し、チアゴアウベスにも安定マーク。無念の負傷交代、その2
DF大野和成【6・0】前半はCB左、後半は中央で堅守。対応誤りピンチ招く場面もあったが、8戦ぶりの無失点に貢献
DF石原広教【6・5】ロングフィード、長距離のドリブルと最終ラインから攻撃に積極参加。小屋松に決定機作られた以外は守備は安定していた
MF金子大毅【5・5】中盤の底でセカンドボールをハント。最後方へのカバーリングも見られたが、効果的な攻撃参加は少なかった
MF岡本拓也【6・0】高精度のダイレクトパスでチャンスメイク。逆サイドとバランス取りながらクロス、裏抜けが光った
MF斉藤未月【5・5】J通算100試合出場。球際激しい守備に加え、何度かゴール前に飛び込んだがアジャストできず
MF松田天馬【5・5】2列目、最前線でアグレッシブにプレー。無念の負傷交代、その3
MF畑大雅【6・0】スピードに乗ったドリブルで相手を圧倒。パス精度が上がれば脅威に。背後への守備対応も及第点
FWタリク【5・0】前半のヘディングシュートは惜しくも枠外。前線のプレスで貢献も、後半はほぼ見せ場なし
FW石原直樹【5・5】抜群のキープ力で攻撃をリードしたが、相手との接触で側頭部を強打。無念の途中交代、その1
MF茨田陽生【5・5】前半26分IN。急きょ出場も違和感なくプレー。守備で献身はあったが、得点呼び込むパス見られず
DF舘幸希【6・0】後半開始IN。トラップミスは1本あったが、球際に激しいデュエルで無失点につなげた
FW岩崎悠人【5・0】後半26分IN。シュート0本と存在感見せられず。持ち味の快足による裏への抜け出しも皆無だった
MF田中聡【―】後半48分IN。出場時間短く、採点なし
※平均点は5・5~6・0。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ