【日本ハム】中田翔、両リーグ最速100打点超え…今日にもV完全消滅も意地の29号

9回1死一塁で29号2ランを放った中田
9回1死一塁で29号2ランを放った中田

◆パ・リーグ 日本ハム2―11ソフトバンク(20日・札幌ドーム)

 日本ハムはソフトバンクに2―11で敗れた。対ソフトバンク戦は6連敗。借金8で首位とのゲーム差は15まで広がり、21日にも4年ぶりのリーグ優勝が完全消滅する可能性がある。先発の上沢直之投手(26)が5回7失点と大誤算。9回に中田翔内野手(31)が29号2ランで両リーグ最速の100打点超えとなる101打点を記録。完封負けを阻止したが、チームは崖っぷちに立たされた。

 力の差を見せつけられても、主砲が意地を見せた。0―11の9回1死一塁から、中田が左越え2ラン。自身の持つ球団記録を更新する5度目の100打点超えを記録した。

 だが、チームは3投手にわずか4安打。栗山監督は「点数が大きく開いたことよりも、うちがエースが投げて先にやられればそういうもの(力の差)が生まれる可能性があるけれど。それを跳ね返すような野球をしっかりやっていかないといけない」と悔やんだ。

 頼みの綱が踏ん張れなかった。先発の上沢は無念の5回降板。今季ワーストの7失点を許した。初回は2安打無失点で、立ち上がりを乗り切った。「無駄なフォアボールが失点に絡んでしまい、2試合続けて結果を残すことができず、悔しい気持ち」。3回に2死から四球で走者を許し、グラシアルに2点二塁打。5回も先頭四球から一挙5点のビッグイニングを作られた。

 浴びた16安打のうち、アウトにできた打球が3つあった。1つは左膝軟骨損傷から復帰し今季初登板のロドリゲスのミス。7回2死三塁から一、二塁間の打球にベースカバーが遅れ適時内野安打になった。渡辺、平沼の二遊間も俊足の打者に対し、アウトにできる打球を内野安打にした。経験値の浅さとも言えるが、アウト1つを取りきれるか否かは、今季の課題。首位と5位に沈む日本ハムとの大きな分かれ目だろう。

  • 9回に意地の2ランを放ちナインに迎えられる中田(手前左)

    9回に意地の2ランを放ちナインに迎えられる中田(手前左)

 7787人の観客の前で、見せ場は中田のアーチだけ。チームは21日にも優勝が完全消滅する危機となった。「責任はこちらにある。そういう状況でどんな試合をしていくかってことに意味があると信じてやっていくしかない」と指揮官。低迷するチームが土俵際で見せる姿を、ファンは見ている。(秦 雄太郎)

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9回1死一塁で29号2ランを放った中田
9回に意地の2ランを放ちナインに迎えられる中田(手前左)
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