【C大阪】応援ナビゲーターから一転 記者として訪れた古巣で起きた3つの奇跡

入社から半年が経過し、初めて念願のC大阪の取材に臨んだ森脇瑠香記者
入社から半年が経過し、初めて念願のC大阪の取材に臨んだ森脇瑠香記者

 2018、2019シーズンの2年間、大学生だった私はC大阪の応援ナビゲーターを務めていた。そして今年4月からはスポーツ報知の記者。ルーキー記者としてチームと再会することを待ち望んで半年が経った10月14日、念願かなって初取材に臨んだ公式戦で、愛しのイレブンが奇跡をプレゼントしてくれた。

 C大阪は今季2度目の2連敗中。この日は5連敗中の最下位・湘南をホームで迎えた。サッカーの取材自体が初めての私は記事の執筆に不安があったため、少し早いが、結果の見えていない後半30分から原稿を書き始めた。

 両軍ともディフェンスが堅く、無得点で引き分けかな、と諦めたかけた時、C大阪のチャントが流れてきた。「勝ち原稿を書きたいな」。パソコンの手を止め、慣れ親しんだ歌を口ずさんだ。するとロスタイムに入った後半47分、CKのラストチャンスが訪れる。「ここで決めて…」と心の中で祈った。

 私の願いが届いたのか、DF丸橋のCKにDFマテイヨニッチが頭で合わせたボールは、鮮やかにゴールへと吸い込まれた。思わず両手が上がり、「よっしゃっ!」」と声が出てしまった。そのまま試合終了のホイッスルが鳴り、連敗は2でストップ。ラストプレーで試合が決まることはよくあるサッカーだが、初取材の私には、奇跡のゴールに思えた。

 執念のゴールにさらなる奇跡が重なる。翌15日は私の23歳の誕生日。生まれた日のスポーツ報知紙面に、お世話になったC大阪の原稿が、私の署名入りで載った。一生の宝物になる最高の誕生日プレゼントだ。私の中で「セレッソ大阪」というチームの存在が、また一段と大きくなった一日だった。

 C大阪はこの日の勝利でJ1ホーム150勝を達成した。記念すべき日に記者として立ち会えたことを喜ばしく思うとともに、忘れられない思い出ができた。応援ナビゲーターとして過ごした2年も、記者での1日も、私を成長させてくれる場所には、これまでいつもC大阪があった。失敗ばかりの未熟なルーキーだが、いっそう成長した姿でまたC大阪の取材に臨めるよう、様々な取材でも頑張っていきたい。(記者コラム・森脇 瑠香)

コラムでHo!とは?
 スポーツ報知のwebサイト限定コラムです。最前線で取材する記者が、紙面では書き切れなかった裏話や、今話題となっている旬な出来事を深く掘り下げてお届けします。皆さんを「ほーっ!」とうならせるようなコラムを目指して日々配信しますので、どうぞお楽しみください。

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請