バドミントン奥原希望の凄さ「すぐに戻る心拍」と「精神の余裕奪うフットワーク」…陣内貴美子さんデンマークOP優勝分析

スポーツ報知
陣内貴美子氏

 バドミントンの国際大会初戦、デンマーク・オープン(OP、オーデンセ)は18日に閉幕し、日本勢は女子シングルスの奥原希望(25)=太陽ホールディングス=、女子ダブルスの福島由紀(27)、広田彩花(26)組(丸杉Bluvic)が優勝した。スポーツ報知で評論を担当する陣内貴美子氏が、決勝で16年リオ五輪女王のC・マリン(スペイン)を破った奥原の進化を分析。五輪イヤーの来季に向けて、今大会での収穫を解説した。

 リオ五輪金メダリストをストレートで破り、18年11月の香港OP以来となるタイトルを手にした奥原。陣内氏は、コート上での姿に確かな成長を見て取った。

 陣内氏「とても激しいラリーをした後、苦しいはずなのに表情一つ変えなかったのがすごいと思いました。次のサーブ、レシーブに移るほんの数十秒で、心拍を元の状態に戻せている。だから、ラリーが何回続いても対応できるんです」

 コロナ禍で羽根を打てない期間、筋力強化を地道にこなした証し。持ち味のスピードも大きな武器になった。

 陣内氏「マリン選手があれだけミスをしたのは、奥原選手のフットワークが効いたからです。もっと速く、より厳しく攻めないといけない、とマリン選手から精神的な余裕を奪った。コロナ期間中、手探りで積み重ねてきた練習成果を試して、間違いではなかったと感じられたと思います」

 女子複決勝はフクヒロVSナガマツの日本勢対決。男子単の西本拳太(26)=岐阜県協会=も4強入り。参戦した日本勢6選手は、実戦勘という貴重な糧を手にした。今後は12月の全日本総合(東京)、来年1月にツアーも本格的に再開する。

 陣内氏「相手のショットの角度やスピード、シャトルの重さなどは、生きた球を打たなければ分からない。収穫は多かったと思います。ただ、今回プレーして手の内を見せたことで、各国のライバルたちに、さらに分析と対策をされます。収穫と課題を踏まえ、来季へどう進化するか。五輪へリスタートですね」(細野 友司)

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