青学大の飯田貴之&竹石尚人が箱根駅伝“仮想5区”レースに参戦 激坂最速王決定戦@ターンパイク箱根

青学大・竹石尚人
青学大・竹石尚人

 第97回箱根駅伝で2年連続6度目の優勝を狙う青学大の飯田貴之(3年)と実質5年生の竹石尚人(4年)らが“仮想5区”となる「激坂最速王決定戦2020@ターンパイク箱根」(11月21日)に参戦することが19日、分かった。

 青学大5人が招待選手として出場する同レースの「登りの部」は、アネスト岩田ターンパイク箱根の小田原料金所スタート、箱根大観山口ゴールの13・5キロ。標高差981メートルの「激坂」だ。国道1号線を走る箱根駅伝5区は小田原中継所から16・2キロの最高点まで標高差840メートルを駆け上がり、残り4・6キロを下るため、実際の5区コースとは異なるが、同じ箱根の天下の険。上りの走りの適性と調子を見極めることができる“仮想5区”となる。

 青学大には5区候補として、前回大会で区間新記録の区間2位と快走した飯田と、5区を2度経験した竹石を擁する。「激坂最速王決定戦には竹石、飯田が出場予定。真剣に走りますよ」と原晋監督(53)は話す。

 5区の実績では飯田が上だが、竹石にも意地がある。2年時は終盤、足がけいれんするアクシデントに見舞われながらも区間5位と踏ん張り、青学大の4連覇に貢献した。しかし、3年時は区間13位と苦しみ、3位から6位に後退。5連覇を逃す一因となってしまった。雪辱を期して臨んだ4年時は12月に左ふくらはぎを故障し、登録メンバー入りを辞退。その時に留年して、もう一度、箱根駅伝に挑戦する決意を固めた。

 「箱根駅伝で、もう一度、5区を走って、青学大の優勝に貢献したい。現状で僕の力は飯田に劣っている。飯田に勝つ力を証明できなければ5区を走ることはできない。覚悟を持ってやるしかありません」。固い決意を明かす竹石にとってターンパイク箱根決戦は、自身の力を示す絶好のチャンスだ。

 また、原監督は「脇田幸太郎(2年)ら上りの潜在能力があり、将来性ある下級生も連れていきます」と“三の矢”も準備している。竹石あるいは新戦力が5区を担い、平地区間でも力を発揮する飯田が5区以外を走ることができれば区間配置の戦略の幅が広がり、箱根路連覇に近づくことになる。

 同レースには、東海大OBで前回の箱根駅伝で下りの6区で驚異的な区間新記録をマークした館沢亨次(23)=DeNA=も出場する。東海大1年時には5区を経験(区間13位)し、日本選手権1500メートルでは今年を含め3度も優勝した万能ランナーの存在も青学大勢に大きな刺激となりそうだ。

 青学大の「激坂最速王」はだれか? 11月の箱根を舞台に行われるレースが注目される。

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