堂安律、バイエルンから独1号「世界一のクラブから取れてうれしい」

バイエルン・ミュンヘン戦の後半、攻め込むビーレフェルトの堂安(共同)
バイエルン・ミュンヘン戦の後半、攻め込むビーレフェルトの堂安(共同)
ビーレフェルトVSバイエルン先発布陣
ビーレフェルトVSバイエルン先発布陣
堂安律
堂安律

◆ブンデスリーガ バイエルン4―1ビーレフェルト(17日、ビーレフェルト)

 【デュッセルドルフ(ドイツ)17日=了戒美子】ビーレフェルトの日本代表MF堂安律(22)が昨季欧州チャンピオンズリーグ王者のバイエルン戦に先発し、4点を追う後半13分に今季初得点を挙げた。PSV(オランダ)から期限付きで加入後、ドイツ1部での初ゴール。試合終了間際までプレーし、1―4で敗れた。

 堂安がバイエルンに一矢を報いた。昇格組として欧州王者に挑み、「チームが相手を恐れていたので、積極的にプレーする背中を見せたかった」。前半33分には自らの好守備から得た好機で左足シュートを放つなど、果敢なボール奪取と仕掛けで奮闘。相手の豪華な顔ぶれに腰が引け、失点を重ねるチームの空気を変えようと立ち向かった。

 4点を追う後半13分、カウンターのチャンスが訪れた。ロングボールに抜け出したFWクロースが右サイドの堂安の上がりを待ってラストパスを送った。堂安はまたぎフェイントで縦に持ち出し、利き足と逆の右足を一閃(いっせん)。鋭いシュートは、フランス代表DFパバールの股を抜き、ドイツ代表GKノイアーも届かないゴール左隅に突き刺さった。「すごく興奮した。世界一のクラブから点を取れてうれしい」と素直に喜びを口にした。

 今夏、オランダの強豪・PSVからドイツへの移籍を決断した。「特別な選手になりたい。なにか違いを生み出せる選手になるため、大きな成長曲線を描くため」。新天地への挑戦に充実を感じつつ、今月には日本代表のオランダ遠征に参加。9日のカメルーン戦は後半20分まで、13日のコートジボワール戦は後半40分からプレーし、一定の出場機会を得た。だが、伊東純也(27)=ゲンク=、久保建英=ビリャレアル=(19)らとの右MFの定位置争いで十分なアピールとはならなかった。

 「得点力への飢えは全身むき出しにして、闘争心をみなぎらせていきたい」と話していた堂安。試合には大敗したが、チーム、そして代表へもつながる一撃だった。

 ◆律に聞く

 ―強豪から得点。

 「もっともっと改善できることはあるし、自分のゴールで勝たせられるような活躍ができるように頑張ります」

 ―リーグ8連覇中のバイエルンと対戦して。

 「説明しなくてもいいくらい彼らがクオリティーを持っているのは分かっていた。結果が今の実力。次に相手のホームでやるときはもっといい試合がしたい」

 ―今後の目標は。

 「システムやチーム状況が変わったりけが人が出たりする中で、毎試合90分間、試合に出られるようにチームに貢献していきたい」

 ◆堂安 律(どうあん・りつ)1998年6月16日、兵庫・尼崎市生まれ。22歳。G大阪時代の2015年5月27日のACL・FCソウル戦で、クラブ史上2番目に若い16歳11か月11日で公式戦デビュー。同6月3日の鹿島戦でクラブ最年少J1デビュー。16年U―19アジア選手権MVP、17年U―20W杯にも出場した。17年6月にフローニンゲン(オランダ)に期限付き移籍し、18年4月に完全移籍。19年8月にPSV(同)へ5年契約で完全移籍。今年9月にビーレフェルト(ドイツ)へ期限付き移籍。A代表デビューは18年9月の親善試合・コスタリカ戦で、通算出場20試合3得点。172センチ、70キロ。

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