【広島】鈴木誠也、24号3ラン…3戦3発でキングに2本差

5回2死一、二塁、鈴木誠が左越えに24号3ランを放つ(カメラ・岩崎 龍一)
5回2死一、二塁、鈴木誠が左越えに24号3ランを放つ(カメラ・岩崎 龍一)

◆JERAセ・リーグ 広島5―0中日(18日・マツダスタジアム)

 シーズン終盤を迎え、セ・リーグの打撃タイトル争いが熱を帯びてきた。広島・鈴木誠が中日戦でキングの阪神・大山に2本差に迫る24号3ランを放てば、ヤクルト・村上は阪神戦で5打点をマーク。76打点としてトップの巨人・岡本に2差に迫った。大山もこの日2打点で74打点とし、本塁打と併せた2冠を視界に捉えた。

 執ように速球で懐をえぐられても鈴木誠の心は揺るがなかった。「そういう配球も当然、ある」。1点リードで迎えた5回2死一、二塁。中日先発・清水の投球は、フォークの制球ミスも含めると6球中5球が内角ベルトより上に来た。最後はフルカウントからの143キロに左肘をたたんでの巧みなスイング。技とパワーが結集した打球は、左翼席への24号3ランとなった。「(先発の)祐太(中村)が頑張ってたのでいい追加点になって良かった」。引き分けを挟み3連敗中だったチームを救う一発だ。

 一時は調子が上がらなかったが、阪神・大山、巨人・岡本を追ってアーチ量産態勢に突入した。16日の同カードではバックスクリーンへ2発を放ち、中日3連戦で3発。キング争い2位の岡本に1本差、トップの大山に2本差に迫った。

 昨季の首位打者に続き2つ目のタイトルが視界に入るが、自身の名誉のために欲しいとは思っていない。「今のチーム状況でも球場に見に来る人のために、少しでも喜んでもらえるよう頑張る」。そして、今季限りの引退を発表した石原慶への思いも。「食事に誘ってもらったり話もしてもらい、面倒を見てもらった。寂しいけど、教えてもらった良いことを次の世代に伝えたい」。ファンと先輩に恩返しするための残り18試合だ。

 上昇気流に乗っても気を緩めない男は、午後4時29分のゲームセット後は練習場へ。コメントを発したのは午後7時に近かった。この姿勢が、背番号1の進化の源だ。(須貝 徹)

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