【メディカルNOW】ウイルスに季節性、秋冬はコロナ感染拡大?

 新型コロナウイルスが勢いを増している。10月16日には世界で1日の感染者が過去最大の41万人に達した。特に感染者が増えているのが欧州だ。新規感染者がフランスは1日3万人、英国も1日2万人を超える日がある。

 欧州各国は3月からの第1波を都市封鎖や外出禁止で抑え込んだ。6月から徐々に規制を緩和して、夏のバカンスシーズンも小康状態を維持してきたが、9月後半から感染者が急激に増加。第1波を上回る第2波の感染爆発に見舞われている。

 なぜ感染爆発は起きたのか。「規制緩和後の緩み」に加えて「ウイルスの季節性」の可能性がある。気温が低下して湿度が下がると感染力が強くなるというのだ。

 季節が北半球と半年ずれている南半球はどうか。オーストラリアは現地で冬にあたる7~8月に第2波のピークを迎えたが、感染対策を強化して小康状態を保っている。南アフリカも4月から流行が始まったが、真冬の7~8月のピークを迎えた後は漸減している。

 南半球を半年ずらした北半球は、これから感染のピークを迎える可能性がある。フランスは10月17日から少なくとも4週間、パリなど9つの感染拡大地域に午後9時~午前6時の外出禁止令を出し、レストランやカフェ、映画館などの夜の営業が制限された。

 英国も感染が深刻なリバプールやその周辺で、パブやバーの営業が事実上禁止。スペインでも首都マドリード周辺で通勤を除き、自治体をまたいだ移動が禁止された。

 日本も秋が深まるにつれて新規感染者が増えている。「Go To トラベル」や「Go To イート」を続けられる状況ではなくなるかもしれない。(医療ジャーナリスト・田中 皓)

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