【東北】柴田、初決勝進出で春夏初甲子園見えた!完封の谷木亮太は5日で4戦481球

決勝進出を決め、笑顔を見せる柴田の選手たち(カメラ・小林 泰斗)
決勝進出を決め、笑顔を見せる柴田の選手たち(カメラ・小林 泰斗)
力投する柴田のエース・谷木
力投する柴田のエース・谷木
3回無死二塁、左中間へ2点本塁打を放つ柴田・村上
3回無死二塁、左中間へ2点本塁打を放つ柴田・村上

 ◆高校野球秋季東北大会第4日 ▽準決勝 柴田 6―0 日大山形(18日・石巻市民)

 準決勝が行われ、柴田(宮城)が日大山形(山形)を6―0で破り初の決勝進出を決めた。エースの谷木亮太投手(2年)が6安打8奪三振で完封勝利。ほぼ1人で全試合を投げ抜いている“タフネス右腕”が力投した。来春センバツの東北地区一般選考枠は2で、20日の決勝に進んだ仙台育英(宮城)との2校は出場に大きく前進した。

 大勢の一般客が集まったため外野芝生席で見守った控え部員や保護者たちが、あいさつにきた柴田の選手たちを大きな拍手で出迎えた。日大山形を倒して初の決勝進出。2回戦から県優勝校を3連続で撃破する快進撃に、平塚誠監督(48)は「目の前の試合を全力で、という気持ちでやってきたことが結果につながったのかな」と振り返った。

 エース右腕・谷木が強力打線を手玉に取った。4回まで走者を出さず、その後6安打されたが完封勝ち。落ちる変化球でタイミングを外す巧みな投球術に、「低めにコントロールできて、打たせて取ったり空振りを取れたのがよかった」と胸を張った。今夏頃まで変化球はカーブしか投げられなかったが、平塚監督らに握りを教わり多くの変化球を試投。女房役の舟山昂我捕手(2年)が「すぐ投げられていた。器用なんです」と驚く吸収の早さで覚えた、チェンジアップやスライダーを効果的に使った。平塚監督は「強い高校と戦って(調子が)上向きになってきた」と、強豪校相手に投げ、一戦毎に精度も磨かれた。

 今大会5日間で4試合目。準々決勝までの3戦で谷木は計26回1/3、361球を投げた。準決勝前日の17日、選手たちと話しながら起用法を考えた指揮官だったが「全員が谷木でいきたい、と。託しました」。打線も2―0の1回1死満塁で7番・遊撃の遠藤瑠祐玖(るうく)主将(2年)が右前2点適時打を放つと、4―0の3回無死二塁では5番・村上太生輔(たいすけ)中堅手(2年)が左中間へ2点本塁打と援護。右肩を何度も回すなど疲労を感じさせた谷木だったが、120球の熱投で応えた。これで計481球となり、球数制限の目安である1週間で500球まであと19球となった。

 この日の勝利で、春夏通じ初の聖地となる来春のセンバツ出場に大きく近づいた。だが、谷木は「まだ決勝がある。みんなでしっかり戦いたい」と今夏、秋と直接対決で2度敗れた仙台育英との宮城勢対決へ決意をみせた。多く投げられない谷木の思いを十分に背負って、柴田が東北の頂点を目指す。(有吉 広紀)

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力投する柴田のエース・谷木
3回無死二塁、左中間へ2点本塁打を放つ柴田・村上
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