◆秋季近畿大会 ▽1回戦 市和歌山2―1東播磨(18日・わかさスタジアム京都)
来春の第93回センバツ高校野球大会の出場校を決めるための重要な参考資料となる秋季近畿大会が開幕した。市和歌山(和歌山1位)が東播磨(兵庫2位)に勝利し、準々決勝に進出した。
来秋ドラフト候補の小園健太投手(2年)が、9回5安打で4者連続を含む11奪三振1失点で完投した。「ストレートは当てられたけど押せたと思う。指先まで集中して投げられた」と冷静に振り返った。
エースを援護したい打線は1点を追う6回、先頭の田中省吾三塁手(2年)が初球を左越え本塁打し同点。なおも2死二塁で9番・杉本明弘二塁手(2年)が左中間へ適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功。最後までその1点を守り切り、勝利を収めた。
「次勝たないとセンバツはない。自分がしっかりしないと」とエースの自覚十分の小園。和歌山を制した勢いそのままに、近畿の頂点まで駆け上がる。