マージーサイド・ダービーは2-2ドロー リバプールのファン・ダイクは長期離脱も

 ◇イングランド・プレミアリーグ エバートン2-2リバプール

 退場者も出て2-2で終わった激烈なダービー戦後、クロップ監督が最も沈痛な表情で語ったのは、守護神的存在のCB、オランダ代表DFファン・ダイクの右ひざの負傷に関してだった。

ドイツ人闘将は「これまでもバージル(ファン・ダイク)は痛みをこらえてプレーをしてきたが、今日はダメだった。(怪我の第一印象は)良くない」と試合後に発言。靭帯を損傷した疑いもあり、スキャンの結果次第では長期離脱の可能性も浮上している。

 前半3分、リバプールはマネの電光石火のゴールで先制。代表ウィーク直前にアストンビラに喫した7-2負けを吹き飛ばすようなスピーディーな攻撃で1点をリードした。

 しかしその2分後、コーナーキックからの流れで最前線にいたファン・ダイクがこぼれ球を追いかけたところに、エバートンGKのピックフォードが強烈な反則タックルを仕掛けた。

 クロップ監督が試合後「GKがあんなタックルをするのは許されない」と語り、文句なしにPK判定が下される場面だったが、オランダ代表DFがオフサイド。しかも悪質なタックルで倒されたファン・ダイクは右ひざを痛め、このまま退場した。

 試合は昨季優勝の守りの立役者だったファン・ダイクの不在で、リバプール優勢ムードが一変した。

 高くて強いオランダ代表DFが退場し、ゴール前の守りが手薄になったリバプールに対し、前半19分にエバートンがコーナーキックからDFキーンがヘディングを決めて同点とする。

 リバプールは後半27分にサラーが2点目を決めて勝ち越すが、同36分に今度はキャルバート・ルーウィンがヘディングを決めて再びエバートンが同点にした。

 試合はこの後、エバートンFWリシャルリリソンがリバプールMFティアゴに悪質なタックルを仕掛け一発退場となるドラマが発生。また10人になったエバートンに対し、後半ロスタイムの2分目、リバプール主将のヘンダーソンが右足でシュートを流し込み、3点目を奪ったかに見えたが、このゴールをアシストしたマネにオフサイド判定が下る。

 前半5分のファン・ダイクに対する反則タックルがオフサイドで帳消しになったのに続き、ヘンダーソンの決勝ゴールが幻と消えて、結果的には2つのVAR判定がリバプールの勝利を阻んだ形になった。

 このマージーサイド・ダービーの他、この日プレミアリーグ3試合の結果は以下の通り。チェルシーは新加入のワーナーの2ゴールで前半28分の時点で2点をリードしながら、結果は3-3ドロー。ホームで痛い引き分け。また今季すでに1分1敗を喫しているマンチェスター・Cは、エース・デ・ブライネを負傷で欠いたが、スターリングの値千金の1ゴールを守り切る形でアーセナルに1-0辛勝。最後は負ければ解任もあると噂されたマンチェスター・Uのスールシャール監督だが、1-1で迎えた後半41分から3ゴールを集中させ、アウェイで今季好調のニューカッスルに4-1勝利。試合後ノルウェー人指揮官は「ユナイテッドのシーズンはこれから始まる」と語って意気を上げた。

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