サイン盗み問題に揺れたアストロズが終戦 指揮官「大事なのはどう逆境に立ち向かうか」

4回途中3失点で降板したアストロズ先発のマクラーズ(右)(ロイター) 
4回途中3失点で降板したアストロズ先発のマクラーズ(右)(ロイター) 

◆メジャーリーグ・リーグ優勝決定シリーズ第7戦 レイズ(東地区1位・第1シード)4―2アストロズ(西地区2位・第6シード)=17日、サンディエゴ・ペトコパーク=

 米大リーグのア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦が17日(日本時間18日)、サンディエゴ・ペトコパークで行われ、レイズがアストロズに4―2で勝利。シリーズを4勝3敗で制し、2008年以来、12年ぶり2度目のワールドシリーズ進出を決めた。

 サイン盗み問題に揺れたアストロズの戦いが終わった。3連敗から3連勝で2年連続のワールドシリーズ進出を目指したが、第7戦、最後の最後で力尽きた。

 「沢山の選手が経験できないようなハイレベルな戦いを続けてきた。選手はよく戦った。誇りに思う」とベーカー監督。6回以降は6安打3四球も、得点は8回のコレアが放った右前2点適時打だけに抑えられ、反撃は一歩及ばなかった。

 解任されたヒンチ監督の後任として、ベーカー監督は3年ぶりに現場復帰。ファンの失望と批判の中、再起を図った今季は、コロナ禍に見舞われたが、レギュラーシーズン負け越し(29勝31敗)球団として史上初のポストシーズン(PS)進出。監督として史上最多5球団目の指揮を執ったプレーオフでは、ツインズ、アストロズの地区優勝球団を撃破。3連敗の崖っぷちから、第7戦まで死力を尽くした。

 「神に導かれた。この仕事を得たのも、ネガティブな出来事(サイン盗み)があったから。人生は何が起きるか分からないが、全ての事に理由がある。大事なのはどう逆境に立ち向かうか、だ」。自己啓発の元祖、ノーマン・ビンセント・ピール著の「パワー・オブ・ポジティブシンキング」に感銘を受けて以来「ポジティブ」を信条とし、火中の栗を拾った71歳の挑戦。無観客が幸いし、敵地のブーイングは避けられたが、球団イメージは凋落し、処分を免れた選手への批判も根強く、チームの信頼回復はまだ道の途中だ。

 「ひとつ明確なのは、来季もここに戻ってくるということだ」と力強く締めくくった。

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