ロマチェンコ敗れる23歳のロペスが世界4団体タイトルを統一

ワシル・ロマチェンコ
ワシル・ロマチェンコ

◆プロボクシング ▽世界ライト級(61・2キロ以下)4団体王座統一戦12回戦 〇テオフィモ・ロペス (判定 ワシル・ロマチェンコ(17日、米ネバダ州ラスベガス・MGMグランド ホテル&カジノ)

 WBAスーパー、WBCフランチャイズ、WBO統一王者ワシル・ロマチェンコ(32)=ウクライナ=とIBF王者テオフィモ・ロペス(23)=米国=との世界ライト級4団体王座統一戦は、ロペスが3―0の判定勝ち。史上5人目の同時4団体統一に成功した。戦績はロペスが16戦全勝(12KO)、ロマチェンコが15戦14勝(10KO)2敗。

 初回から積極的に前に出たロペスに対し、ロマチェンコは慎重に一発のある相手の出方を見る展開。お互いに決定打を奪えず、12回にはロペスが右まぶたをカットした。試合は判定へ。手数ではロペスも、ロマチェンコも的確なパンチを打ち込んでいた。ロペスはコール前からポストに乗ってガッツポーズを繰り返した。

 116―112、119―109、117―111で「勝者、ロペス!」とコールされると、新王者は高さのあるバックフリップで喜びを表した。ここまで主要世界4団体のベルトを同時に統一したのは2004年のバーナード・ホプキンス(米国、ミドル級)、05年のジャーメイン・テイラー(米国、ミドル級)、17年のテレンス・クロフォード(米国、スーパーライト級)、18年のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ、クルーザー級)の4人。ロペスが名王者に名を連ねた。

 ロペスは19年7月、当時OPBF東洋太平洋ライト級王者の中谷正義との激闘を判定で制して、IBF世界ライト級王座への挑戦権を獲得すると、同年12月、ニューヨークでのIBF世界ライト級タイトルマッチで王者リチャード・コミー(ガーナ)に2回TKO勝ち。念願のタイトルを奪取した。ロマチェンコ戦は当初、5月に予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大のために延期となった。ロペスはここまで、ロマチェンコ陣営を挑発するような発言を繰り返していた。

 「まずは神に感謝する。ここまで言葉にして自分にプレッシャーをかけ続けた。自分が真のチャンピオン。コービー・ブライアントさんが亡くなった2日前に、自分も近しい人を亡くしている。勝利をささげたい」とロペス。23歳の新王者は「今後は階級を上げてもいいし、みんなが自分の言葉でもっと混乱してほしい。ニュージェネレーションが誕生したことを覚えておいてほしい」とアピールしていた。

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