角川春樹監督最後の「祭り」開幕 「みをつくし料理帖」舞台あいさつ…「初めて一丸になれたと感じました」 

白狐のお面を手に鏡開きを行った(左から)若村麻由美、小関裕太、松本穂香、奈緒(カメラ・橘田 あかり)
白狐のお面を手に鏡開きを行った(左から)若村麻由美、小関裕太、松本穂香、奈緒(カメラ・橘田 あかり)

 角川春樹氏(78)が「最後の監督作」としてメガホンを執った16日公開の「みをつくし料理帖」が17日、都内劇場で舞台あいさつを行った。「みをつくし―」は主演の松本穂香(23)らが映画に登場する白狐(びゃっこ)にちなんだ衣装で鏡開きを行い、ヒットを祈願した。

 松本ら「みをつくし―」の出演者と角川監督は白を基調とした衣装に、古くから縁起物とされ、劇中にも登場するキツネのお面を手に登壇した。

 松本演じる料理人の澪と、奈緒(25)が演じる野江の友情を描いた人情時代劇。劇中で親しみを込めて「下がり眉」と呼ばれる松本は「もともと私は下がり眉ではないので、鏡の前で何度も練習をしました。表情で何とか下がり眉にできないかなと動かしました」と苦労を明かした。「うまくできたかな」と不安そうな表情を浮かべていると、奈緒が親指を立て、サムアップで太鼓判。役柄さながらの絆を見せて会場を和ませた。

 かつて薬師丸ひろ子(56)、原田知世(52)、渡辺典子(55)の「角川三人娘」のほか、宮沢りえ(47)、安達祐実(39)ら若手女優を見いだした角川氏が今回、「将来の大女優」として抜てきしたのが松本と奈緒だ。吉原の花魁(おいらん)として「あさひ太夫」と名乗る野江を演じた奈緒も「太夫の役は憧れだったので、焦りやプレッシャーがあった」と告白。言葉にできない感情を見事に表現して監督の期待に応えた。

 「犬神家の一族」(1976年公開、市川崑監督)以来、73本の映画を世に送り出した角川監督にとっても特別な作品になった。「映画界ではスタッフ、キャスト一丸となって作りました、という言葉をよく聞きますが、それ全部ウソですから。今回、初めて一丸になれたと感じました。愛着があって、撮影現場を離れることが、とてもさびしかった。撮影後も2か月間、この映画の夢を毎晩見ました」と強い思いを明かした。

 また、俳人としての顔も持つ角川監督が「映画といふ 祭はじまる 鷹の天」と俳句を披露。「映画はお祭りであり、鷹は、めでたいことの象徴ですから」と説明した。

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