「薬物への入り口」と言われる大麻 摘発者は15年から年に約500人ずつ増加…東海大野球部が大麻疑いで活動停止

神奈川県平塚市内にある東海大の硬式野球部の寮
神奈川県平塚市内にある東海大の硬式野球部の寮
硬式野球部員による大麻の疑いがある薬物の使用が判明し、記者会見で謝罪する(左から)東海大の伊藤硬式野球部長、山田学長ら
硬式野球部員による大麻の疑いがある薬物の使用が判明し、記者会見で謝罪する(左から)東海大の伊藤硬式野球部長、山田学長ら
学内に掲示してある薬物乱用防止啓発ポスターを掲げる東海大・内山教学部長
学内に掲示してある薬物乱用防止啓発ポスターを掲げる東海大・内山教学部長

 首都大学野球連盟の名門・東海大硬式野球部の複数の部員が、寮内で大麻の疑いがある違法薬物を使用していたことが明らかになった。17日、神奈川・平塚市の同大学湘南キャンパスで緊急記者会見を開いた山田清志学長(65)は、同部の活動を無期限停止にしたことを発表した。

 警察庁の統計によると、2019年の大麻事件の摘発者は4321人で前年より743人増となり、過去最多となった。覚醒剤などの摘発人数は横ばいだが、「薬物への入り口」と言われる大麻は逆に、2101人だった15年から年に約500人ずつ増え続けている。

 年代別では、20代が1950人(45.1%)で最多。20歳未満(14.1%)を含めると全体の6割を占める。捜査関係者によると、入手場所は繁華街が多いが、SNSを通じた取引も増えているという。末端価格が覚醒剤の10分の1以下程度の数千円というのも、摘発数の急増につながっているとみられる。

 元大阪府警刑事の中島正純氏は「違法薬物の摂取は脳や体をむしばみ、命の危険にさらされる。刑事罰を受けることで社会的地位も失い、代償は大きい。薬物教育を徹底し、何より自覚を持った行動をするしかない」と話している。

 日本学生野球協会・内藤雅之事務局長「大学野球部員が違法薬物関連で不祥事を起こしたのは初めてかと思います。非常に驚いています。日本学生野球憲章では法令順守をうたっており、事実なら残念です。これに基づいて原点に立ち帰り、各校の指導者は襟を正して指導してほしいと思います」

神奈川県平塚市内にある東海大の硬式野球部の寮
硬式野球部員による大麻の疑いがある薬物の使用が判明し、記者会見で謝罪する(左から)東海大の伊藤硬式野球部長、山田学長ら
学内に掲示してある薬物乱用防止啓発ポスターを掲げる東海大・内山教学部長
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