SANADA、ダーティーファイトのEVIL打ち破り優勝決定戦進出「プロレス界の希望になってやるよ」

EVILを破り、優勝決定戦進出を決めたSANADA(新日本プロレス提供)
EVILを破り、優勝決定戦進出を決めたSANADA(新日本プロレス提供)

◆新日本プロレス「G1クライマックス30」大会 ▽G1クライマックスBブロック公式戦30分1本勝負 〇SANADA 6勝3敗=勝ち点12(27分01秒 オコーナーブリッジ)EVIL 6勝3敗=勝ち点12●(17日、東京・両国国技館、観衆2917人)

 開幕3連敗の後、5連勝と波に乗るSANADA(32)が前IWGPヘビーとインターコンチネンタルの2冠王・EVIL(33)との元「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」(LIJ)同門にして元タッグパートナー対決を制し、Bブロック首位通過を決めた。

 過去の対戦成績はEVILの2勝1敗。EVILのLIJ脱退、電撃的なバレットクラブ入り後初となったシングル対決は序盤からヒートアップ。場外から介入してくるセコンドのディック東郷(51)に気を取られたすきにSANADAは場外にたたき落とされ、並べたパイプイスの上へのDDTを食らう。

 しかし、高さ抜群のバックドロップ、場外へのプランチャーとペースをつかむと、東郷をリング上に上げ、EVILともどもパラダイスロックで固めてしまう。

 さらにスワンダイブ式ドロップキック、ドラゴンスリーパー、タイガースープレックスホールドと畳みかける。EVILのEVIL(変型大外刈り)をかわし、TKOでたたきつけると、再度のEVILをかわし、Skull Endの態勢に。

 しかし、必殺のラウンディングボディプレスの2連発で、ほぼ3カウントの場面で東郷がレフェリーを場外にたたき落とし、SANADAを攻撃。EVILとの合体技・マジックキラーでSANADAを追い詰める。

 ここで解説席の高橋ヒロム(30)が救出に入ったが、EVILがヒロムにも金的攻撃の上、またも東郷とマジックキラー。しかし、息を吹き返したSANADAは一瞬のオコーナーブリッジで大逆転の3カウントを奪って見せた。

 リング上でマイクを持ったSANADAは「G1クライマックス…。優勝決定戦に進出したので、あれ、やりますか?」と呼びかけると、観客もスマホのライトで照らして祝福。満場の灯りの中で「皆さんの応援と後押しのお返しに、この光景は俺からのギフトです。明日、SANADAの名を残してやります。シー・ユー・トゥモロー」と笑顔を見せた。

 バックステージでも「明日、決勝戦でSANADAがプロレス界の希望になってやるよ」と一言だけ言って会場を後に。18日の優勝決定戦の相手は史上3人目の連覇を狙う飯伏幸太(38)。開幕3連敗の絶望の淵から甦ったSANADAが、円熟のファイトで新日シングル最強の座を狙う。(中村 健吾)

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