【オリックス】元気印・大下誠一郎がツッパリ弾 ベンチで守備で大声 一部で中傷も「勝つために声出します」…嶋大輔のエール応えた

5回、左越えソロを放つ大下
5回、左越えソロを放つ大下
嶋大輔
嶋大輔
大下誠一郎
大下誠一郎

◆パ・リーグ 西武1―4オリックス(17日・メットライフドーム)

 オリの“元気印”が、ありったけのパワーをぶつけた。5回先頭。大下が十亀のカーブをしばいた。左翼席へ均衡を破る先制ソロ。「1打席目にカーブを空振りしていた。頭のどっかで来るなと」。育成ドラフト入団では史上初のプロ初打席初本塁打だった、9月15日の楽天戦(ほっと神戸)以来の2号に胸を張った。

 苦しんだ。華々しいデビュー後、成績が下降線をたどり打率は1割台に。「真っすぐの速さ、変化球の切れがファームと全然違う」。壁にぶち当たったが、誰にも負けない練習量で育成からはい上がった男は努力を続けた。「インパクトまでを小さく速く。やってきたことができた」と笑った。

 ベンチや守備位置で、大声を張り上げて鼓舞するスタイルに心ない中傷もある。新人だけにヘコむのか、自身のツイッターで「声うるさい言われてるんで、声出すのやめます」と書き込んでから「…とゆうと思った?笑笑 もっとチームが勝つために声出します。うるさい、嫌いは、最高の褒め言葉」(原文ママ)とやんちゃに投稿。逆に、打席登場曲「男の勲章」を歌う嶋大輔からツイッターで「大下選手頑張って下さい。応援してます」とエールも。デビュー1か月あまりで注目度は増す一方だ。

 連敗を4で止め、対西武の今季勝ち越しが決定。中嶋監督代行は「思い切ってスイングできていないところがあった。スッキリしたんじゃないでしょうか」とたたえた。「しっかり振って、思い切りいくだけ。バッティング以外のことでも、チームのためにやっていきたい」と若武者。勝利のためなら怖いものはない。(宮崎 尚行)

 ◆大下 誠一郎(おおした・せいいちろう)1997年11月3日、福岡県出身。22歳。小倉ボーイズに所属した中学時代は投手で世界大会優勝。白鴎大足利から野手に転向して2年春(2回戦負け)に甲子園出場。高校通算29本塁打。白鴎大3年時には全日本選手権ベスト8。リーグ通算10本塁打。19年育成ドラフト6位でオリックス入団。身長171センチ、体重89キロ。右投右打。

試合詳細
5回、左越えソロを放つ大下
嶋大輔
大下誠一郎
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野球

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