【箱根予選会】名門・日大が18位大敗 78歳の青葉監督「全日本も辞退するか? 選手の反発力を待っている」

レース後、肩を落として引き揚げる日大・樋口翔太(108)ら
レース後、肩を落として引き揚げる日大・樋口翔太(108)ら

◆報知新聞社後援 第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(17日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地内周回コース=21・0975キロ)

 出場46校が上位10人のハーフマラソンの合計タイムで競い、上位10チームが箱根駅伝本戦の出場権を獲得。前回優勝の青学大はじめシード10校、予選会通過10校とオープン参加の関東学生連合の計21チームが箱根路に臨む。その一方で、名門の日大は18位と大敗し、大会歴代2位タイとなる90回目の出場を逃した。

 予選会は例年、陸上自衛隊立川駐屯地をスタート、国営昭和記念公園ゴールのコースで行われているが、今回は新型コロナウイルス感染防止対策として、無観客で陸上自衛隊立川駐屯地内の1周約2・6キロの滑走路を周回するコースで開催された。日大ランナーは平たんなコースで序盤からスピードに乗れず、18位に敗れた。

 今年6月に就任した大ベテランの青葉昌幸(よしゆき)監督(78)はレース後、スポーツ報知の電話取材に応じ、敗因と今後の巻き返し策を語った。

 「5か月ではチーム立て直しが間に合いませんでした。これほどの高速決着になるとは予想できず、私の読みも良くなかった」

 今季の箱根駅伝出場はなくなったが、全日本大学駅伝(11月1日、名古屋市~三重・伊勢市)の出場権は確保している。

 「レース後、ミーティングで『このままでは全日本も戦えない。出場を辞退するか』と選手に言いました。彼らの反発力を待っています」

 日大は箱根駅伝で歴代3位の優勝12回を誇る名門。しかし、今年の箱根路では18位に終わり、6年連続でシード権を逃した。その結果を受け、6月1日付けで武者由幸前監督(37)が退任して大学の一般職員となり、関東学生陸上競技連盟の名誉会長の青葉監督が急きょ就任した。1990年度に大東大の監督として史上初の学生駅伝3冠に輝いてから30年。大東大監督を退任した2000年以来、20年ぶりに現場の最前線に復帰した。78歳の指揮官は、東京・稲城市の選手寮内にある監督室に住み込み、約60歳も年下の学生と暮らす。懸命に指導したが、強化は順調に進まなかった。わずかな光明は、9月に1万メートルの自己ベストを31分32秒95から28分55秒36に大幅更新した小坂友我(3年)の台頭。予選会でもチーム日本人トップの81位と踏ん張り、関東学生連合チーム入りが濃厚となっている。

 「小坂のようにしっかり練習をした選手は結果を出しています。地道にやっていくしかない」

 昭和と平成の時代に大学駅伝界のトップに立った“大御所”は、母校の日大を令和の時代に復活させるため、力を振り絞る覚悟だ。

 「私が長く監督をやるわけではありません。いい形で次の監督にタスキを渡すために態勢を整えたいと思っています」

 箱根駅伝予選会の主な成績は以下の通り。

 (1)順大(10年連続62回目)

 (2)中大(4年連続94回目)

 (3)城西大(2年ぶり16回目)

 (4)神奈川大(11年連続52回目)

 (5)国士舘大(5年連続48回目)

 (6)日体大(73年連続73回目)

 (7)山梨学院大(2年ぶり34回目)

 (8)法大(7年連続81回目)

 (9)拓大(8年連続42回目)

(10)専大(7年ぶり69回目)

 以上、予選通過(10位と11位の差は18秒)

(11)筑波大(2年連続62回目ならず)

(12)中央学院大(19年連続22回目ならず)

(13)麗沢大(初出場ならず)

(14)上武大(2年ぶり12回目ならず)

(15)駿河台大(初出場ならず)

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