【巨人】大江竜聖がビエイラが救援陣がまさか…先発・今村信貴6回0封も逆転負け

8回無死、佐野に同点本塁打を浴び降板する大江(手前)
8回無死、佐野に同点本塁打を浴び降板する大江(手前)

◆JERAセ・リーグ DeNA2―1巨人(16日・横浜)

 巨人は、リリーフ陣が崩れてDeNAに逆転負けを喫した。8回に坂本の犠飛で1点を先取したが、その裏、3番手・大江が佐野に5戦連発となる20号同点ソロを被弾。4番手・ビエイラが大和に勝ち越しの二塁打を許した。優勝マジックは「8」のまま変わらず。最短Vは21日。

 開きかけた逆転への扉を、こじ開けることはできなかった。1点を追う9回。先頭・田中俊が右中間を破る三塁打を放つ。だが、大城、立岡が空振り三振に倒れ、最後は吉川尚も内角直球に手が出ずに見逃し三振。三者連続Kで試合終了となり、原監督は「きょうは両軍ともそういう感じだけど、こっちももう1本というところだね」と決定打を欠いた打線を悔やんだ。

 8回に坂本の中犠飛で先制点を奪った。勝利の方程式でそのまま零封―。そのもくろみは、1球で霧散した。その裏、大江が3番手で登板。この日で3連投となる若き左腕は、4番・佐野へのワンポイントとしてマウンドへ。その初球、真ん中へ入った直球を、右翼席に運ばれた。同点とされると、スイッチしたビエイラが2死二塁から大和に右翼線適時二塁打を許し、決勝点を献上。まさかの逃げ切り失敗にも指揮官は両者を責めることはせず「1点で勝とうというのは、非常に難しいことでね。やっぱりもう1点、2点ね」と打線の奮起を求めた。

 絶対的なセットアッパー・中川が、左脇腹痛で9日に出場選手登録抹消となっている中で原監督は現状、高梨、ビエイラを軸に、全員で8回をまかなう方針を打ち出している。15日まで3連投していた高梨の起用を極力避けたいチーム事情があり、15日の広島戦(東京D)でも1回2/3、38球を投げていた上に、この日で連投のマウンドに立った大江はやはり、責められない。宮本投手チーフコーチは中川について「(日本)シリーズに間に合ってくれれば」と見通しを明かすように、万が一の状況に対応できるようシーズン中に“8回の算段”にメドを付けておく必要はある。

 ここまで存在感を発揮してきた大江だが、1点リードの終盤というまた違った緊張感を経験できたことは次につながる。「大江はいい薬になったでしょう。(ビエイラも)昇格人事の中で彼は今やっている。それをまた超えてくれないとね。そこまで上がってきているわけだから」と原監督は期待する。2位・中日が勝ったため、マジックは「8」のまま。リーグVの先に待つ大目標へ、課題を消化していく。(西村 茂展)

試合詳細

巨人

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請