【東北】八戸西が秋初出場初勝利 186センチ右腕・福島蓮“ヤンキースユニホーム”で躍動「次もしっかり投げたい」

ヤンキースによく似たデザインのユニホームで力投する八戸西・福島(カメラ・有吉 広紀)
ヤンキースによく似たデザインのユニホームで力投する八戸西・福島(カメラ・有吉 広紀)

◆高校野球秋季東北大会 ▽2回戦 八戸西10x―3福島商=7回コールド=(15日・石巻市民)

 2回戦4試合が行われ、ベスト8が出そろった。八戸西(青森)は福島商(福島)に10―3の7回コールドで打ち勝ち、秋初出場初勝利を飾った。背番号1の福島蓮投手(2年)が投打で活躍するなど、米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース調のユニホームが躍動した。16日は休養日で試合はなく、準々決勝4試合は17日に行われる。

 勝利にわく八戸西の選手たちの左胸には、「NY」によく似た「HN」の文字が輝いていた。10安打10得点と打線がつながって福島商に勝利。先発した八戸西の福島は7回を6安打3失点にまとめ、打っては9番打者ながら2―3の4回1死満塁から逆転となる走者一掃の適時二塁打を放った。186センチの長身エースは「調子はあまり良くなくて点を取られたけど、味方が点を取ってくれて最後まで投げられた」と仲間に感謝した。

  • 得点を挙げ、ベンチで喜ぶ八戸西の選手たち
  • 得点を挙げ、ベンチで喜ぶ八戸西の選手たち

 左胸の文字、細い縦じまのラインが入ったピンストライプのデザインと相まって、そのユニホームはさながら田中将大投手(31)が所属するヤンキースとそっくりだ。そこにはチームの“狙い”があった。小川貴史監督(37)らスタッフ陣が昨春、素材を動きやすいものに変えようと考えたときに「子どもたちや中学生が、このユニホームを着たいな、格好いいなと思ってくれるように、と思った」(小川監督)とデザインの変更も決意。当時の部員たちにアンケートを取り、人気だったヤンキース調のものを取り入れた。

  • 2016年春の県大会で優勝したときの八戸西のユニホーム
  • 2016年春の県大会で優勝したときの八戸西のユニホーム

 グレーの無地を基調としていた以前のユニホームとはガラリと変わり、「たくさんの意見を頂きました。賛否というより、否が多かったですね」と笑った指揮官。だが今秋、創部46年目で秋の東北初出場と好結果を出した。5番の広田大和外野手(2年)が4打数4安打2打点、7回1死一塁からコールド勝利を決める左翼越え2ランを放つなど、投打がかみ合っての勝利だった。

 「きょう(2回戦)の1勝のために準備してきた。勝ててうれしい」と振り返った小川監督。花巻東(岩手)との準々決勝(17日)に向けて、福島は「次もしっかり投げたい」と力強く語った。ピンストライプのユニホームが、これからも東北舞台で輝きを放つ。

(有吉 広紀)

 ◆八戸西・最近の成績 1975年の創立と同時に創部し、今年で46年目の公立校。春季東北大会は6度出場し、09年は現マリナーズ・菊池雄星のいた花巻東を倒すなどして4強入りした。県大会の常連校だが、八戸学院光星や弘前学院聖愛などの“私立の壁”にはね返されることも多く、上位進出は少ない。昨年は春は県2回戦、夏は3回戦、秋は県2回戦で敗退。今夏は県3回戦で敗退した。

ヤンキースによく似たデザインのユニホームで力投する八戸西・福島(カメラ・有吉 広紀)
得点を挙げ、ベンチで喜ぶ八戸西の選手たち
2016年春の県大会で優勝したときの八戸西のユニホーム
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