TDK・小木田敦也、12回完封V 7年ぶり切符魂の160球

7年ぶりの都市対抗出場を決め、笑顔で記念撮影するTDKの選手たち
7年ぶりの都市対抗出場を決め、笑顔で記念撮影するTDKの選手たち

◆社会人野球 都市対抗 2次予選東北大会 第7日 ▽決勝 TDK2―0JR東日本東北=延長12回=(13日、あづま)

 決勝でTDK(秋田・にかほ市)がJR東日本東北(宮城・仙台市)との延長12回までもつれる熱戦に2―0で勝ち、7年ぶり15度目の本大会(11月22日から12日間、東京ドーム)出場を決めた。4年目右腕の小木田敦也投手(22)=角館高出=が12回を1人で投げ抜き、7安打6奪三振で完封。2年目の3番・青木龍成左翼手(24)=東日本国際大出=が延長12回に決勝打を放つなど、“若き力”が大一番で躍動した。きょう14日にはJR東日本東北と日本製紙石巻(宮城・石巻市)が第2代表決定戦を戦う。

 7年ぶりとなる本大会出場への扉を、TDKの若き力がこじ開けた。0―0の延長12回、1死一、三塁から青木が左越えに決勝の適時三塁打。先発の小木田は160球の熱投でマウンドを最後まで守り抜き、勝利の瞬間に両手で力強く歓喜のガッツポーズだ。佐藤康典監督(50)は「若い力を使って、(大会前の)1か月で仕上げた感じ。頼もしいですね」と接戦を制した選手たちをたたえた。

 この試合のスタメンには1、2年目の選手が7人名を連ねた。小木田も高卒のため、まだ22歳と若い。同年代の選手とプレーすることで「刺激にもなるし、何でも言い合える」(青木)、「勢いのあるチームになっていると感じる」(小木田)と、経験の少なさを補うパワーを発揮して戦った。

 今大会3連投となった小木田は、持ち味の150キロ近い直球だけでなく変化球を多く交える投球をみせ、「最後まで投げきるために考えてやれた」。青木は今大会不調だったが、指揮官からの「コンパクトに振れ」という助言を生かして決勝打を放ち、「今まで悔しかった分、うれしさに変わった」と笑顔をみせた。

 都市対抗は2006年に優勝経験がある。久々に臨む本大会に、佐藤監督は「一戦必勝で上位目指して頑張りたい」と意欲をみせた。若い力が全国舞台でも臆することなく、勝利のために活躍する。(有吉 広紀)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請