元アーセナル監督のアーセン・ベンゲル氏が英BBCのインタビューに応じ、Rマドリードからの監督就任を「2度断った」など、アーセナル監督時代のエピソードを赤裸々に明かした。
まずは22年間監督を務めたアーセナルについて「私の永遠の愛を捧げたクラブ」と一言。しかし現状については「離婚後、子供たちと疎遠になった親のような関係」とも語り、英国を離れてFIFAの要職に就いたことで、現在では愛する古巣との間にやや距離もできたことも明かしている。
また、監督時代に強烈なライバル関係にあったファーガソン監督やモウリーニョ監督については「敬意を抱いている」ときっぱり。激しい優勝争いをしていた当時は「自分のチームを守るために激しい言い合いもした」と言うが、ピッチを離れたところでは「敬意を持って付き合っていた」という。
さらにはアーセナル監督時代に「Rマドリード監督就任が一番実現しそうだった」と発言。「しかしレアルを2度断る人間はそうはいない。それはアーセナルへの忠誠心が強かったからだ」と続け、銀河系からの誘いを2度も断ったことを明かして、ここでも22年間監督を務めた古巣への愛情を明確にした。