修善寺中3年小早川心暖ハードル日本一だ

集大成の大会に向けガッツポーズで気合を入れた小早川
集大成の大会に向けガッツポーズで気合を入れた小早川
陸上部の仲間の応援を受け優勝を目指す小早川(中央)
陸上部の仲間の応援を受け優勝を目指す小早川(中央)
昨夏の全中100メートル障害では2年生ながら7位に
昨夏の全中100メートル障害では2年生ながら7位に

 全国中学生陸上競技大会が16日、神奈川・日産スタジアムで開幕する。18日に行われる女子100メートル障害には、昨年8月に行われた全日本中学校陸上競技選手権大会(全中)で同種目7位に入った小早川心暖(こはる、修善寺中3年)が出場。故障に苦しんだ経験も糧に、集大成の走りを見せる。

 持ち味の加速力を武器に、小早川が日本一を目指す。通常8月に行われる全中は、コロナ禍の影響で中止に。代替大会として開催される今大会に、特別な思いで挑む。

 昨夏の全中決勝は14秒11で7位。10月の裾野市陸上選手権では“専門外”の100メートルで12秒60の中学女子大会新記録を出して優勝するなど、順調に力をつけてきた。冬場は、走り込みとメディシンボールを用いた補強練習を行い「体が軽くなって推進力がついた」。更に走力に磨きをかけ、最終学年を迎えた。

 想定外のアクシデントに襲われたのは今年4月。練習中に感じた右足甲の痛みが疲労骨折と診断された。2月の大阪室内陸上(中学60メートル障害3位)の結果を受け「めちゃめちゃ悔しかった」と、足に負担が大きいコンクリートの上でハードな自主練習をこなしたことが原因だった。

 はり治療を受けながら、約2か月間はランニングメニューを回避。それでもできることをやろうという持ち前の前向きさで、上半身の筋トレに着手。最初はアゴが地面につかなかったという苦手の腕立て伏せにも挑戦した。6月、通常練習に復帰した後は「腕の振りが良くなった」と手応えを口にすれば、土屋至朗監督(57)も「力強さが増した。向かい風でも良い走りができるのでは」と評価。走れない期間も成長につなげた。

 代替大会が約2か月遅れの開催となったことも、小早川にとって追い風だ。「もう痛みはない。初めての大きなケガで悩むこともあったが、友達や先生、コーチ、家族が励ましてくれた。自分の走る姿で恩返しがしたいです」と瞳を輝かせる。目標は自己記録(14秒05)の更新。困難を乗り越えたハードラーが、大舞台を駆け抜ける。(内田 拓希)

 ◆小早川 心暖(こばやかわ・こはる)2005年4月22日、静岡・伊豆市生まれ、15歳。天城小1年時に中伊豆ACで陸上を始め、6年時には全国交流会80メートル障害で2位。家族は両親と兄。160センチ。B型。憧れの選手は女子100メートル障害日本記録保持者の寺田明日香(パソナグループ)。

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