松任谷由実、低迷期を救った角川春樹氏は40年来の恩人「再ブレイクできたのは角川さんのおかげ」

スポーツ報知
角川春樹監督(右)と対談した松任谷由実(左は司会の横山雄二氏)

 シンガー・ソングライターの松任谷由実(66)が12日、都内で行われた映画「みをつくし料理帖」(16日公開)の公開記念イベントで角川春樹監督(78)と対談し、歌手の手嶌葵(33)が歌う主題歌「散りてなお」のエピソードを語った。

 「散りてなお」はユーミンが作詞作曲を手掛け、手嶌が透明感のある美声で歌う。かつて麻薬取締法違反などで、約2年5か月間の刑務所生活を送っていた角川監督から「獄中で聴いていた『春よ、来い』を超える曲を」と依頼されたユーミンは「映画の世界観をギュッと凝縮して表せたらいいな。角川さんを泣かせたい」と思いを込めて作り上げた。角川氏は「泣きました」と完成度に太鼓判を押した。

 2人の付き合いは約40年に及ぶ。角川監督がプロデューサーを務めた1981年公開の映画「ねらわれた学園」(大林宣彦監督、薬師丸ひろ子主演)の主題歌として書き下ろしたのが代表曲「守ってあげたい」。ユーミンは当時を振り返り、「自分で言うのも何ですが、荒井由実時代というのは、大ブームでしたが、76年に結婚して松任谷由実になって、商業的に低迷していたんですけど、『守ってあげたい』で再ブレイクできた。角川さんのおかげです」と感謝。83年には原田知世主演の「時をかける少女」が映画、主題歌ともに大ヒットした。

 ユーミンは手嶌が主題歌を歌うことに「聞いた時にテンション上がりました。監督の希望でしたが、私も手嶌さんの歌唱に興味があって、手嶌さんの質感に合った曲にしてみました」。「生涯最後の監督」として今作のメガホンを執った角川監督は盟友のユーミンに主題歌を依頼したことは「初めからユーミンしか頭になかった。最後の監督作ですから『絶対に引っ張り出さないと』と思いました」と説明した。

 手嶌も福岡県内のスタジオからリモートで参加。主題歌を担当することに「ものすごく幸せです。楽曲が来て、時代劇ということで、すごく楽しみにしていて、とってもなつかしく聴こえました。この楽曲に寄り添いながら、歌えたらいいなと思いました」と緊張気味に語った。

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