【ソフトバンク】“鉄人”森唯斗、史上6人目100セーブ&100ホールド「ここまでできると思わなかった」

通算100セーブを達成し、記念ボードを掲げる森(カメラ・義村 治子)
通算100セーブを達成し、記念ボードを掲げる森(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ ソフトバンク3―0ロッテ(11日・福岡ペイペイドーム)

 パ・リーグ首位攻防3連戦の3戦目はソフトバンクがロッテに快勝し、2ゲーム差をつけた。先発の和田が5回無失点で降板すると、最後は森が史上6人目の通算「100セーブ&100ホールド」を達成する26セーブ目を挙げ、7投手による執念の完封リレー。ロッテは美馬が今季ソフトバンク戦5試合目で初黒星を喫し、今季初めて同カードに負け越した。

 スコアボードに最後の0を刻んだ。9回2死一塁。森が佐藤を一ゴロに打ち取り、ウィニングボールを受け取った。09年10月11日の楽天戦(Kスタ宮城)以来11年ぶり、工藤政権初となる7投手での完封リレーを完成させた。「チームが勝って、しっかり終わらせられたのが良かった」と、脂の乗りきった28歳が誇らしげに記念ボードを掲げた。

 球団では初の「100セーブ&100ホールド」を達成し、大一番の勝利に花を添えた。「正直、ここまでできると思わなかった」と右腕が本音も漏らす。「けがせず、投げ続けないと難しい」。武器はカットボールだが、150キロを超える特別、速い直球があるわけではない。自慢は幼少期から家業の漁師を手伝い、海の上で鍛えられた強じんな肉体。「『痛い』と言わなければ、けがじゃない」の強いメンタルも持ち、故障での離脱はプロ入り後、1度だけ。18年途中からは“兄貴分”と慕うサファテが故障で離脱し、クローザーを任される。「このポジションは誰にも譲らない。楽しんでます」と重圧にも負けない。今季43試合目の登板で、7年連続50試合以上登板も視界に入る。

 「度胸、肝が据わっている」と森に信頼を置く工藤監督も、執念の継投で守護神につないだ。6回だ。「和田くんが良かっただけに、6回だけ点を与えなければ(逃げ切れる)と思った」。泉、嘉弥真、高橋礼と打者の右左に合わせ、小刻みに3投手をつぎ込み勝利をもぎ取った。

 昨年も苦手にした天敵に、今季5カード目で初の勝ち越し。2ゲーム差としたが、まだ対戦成績は6勝11敗1分け。3年ぶりのリーグV奪回への壁に変わりはない。「まだ6試合ある。全部勝つくらいの気持ちで戦う」と“倍返し”を誓った指揮官。「全部投げるつもりで準備します」と胸をたたいた鉄腕・森の存在が頼もしい。(戸田 和彦)

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