【宏太’Sチェック】宮沢の働きで終始落ち着いた試合運び

2点目を決め、サポーターの前で荒野らと喜ぶ札幌MF金子
2点目を決め、サポーターの前で荒野らと喜ぶ札幌MF金子

◆明治安田生命J1リーグ第21節 札幌2―1湘南(10日・札幌厚別公園競技場)

 もう少し寄せていればとか、誰がボールに行くかなど、甘さもあってフリーで打たれた失点で先制された湘南戦だったが、その後も慌てずに落ち着いてやれたのはよかった。最下位相手とはいえ、後半はゴールの形を作らせなかったし、素晴らしい内容でJ1ホーム通算50勝を飾れたのは、チームの成長を示せたといえる。

 2得点の金子は、中に絞ったり裏に飛び出したりし、攻撃に高い質をもたらしてくれた。ドリブルから相手の股下を通して入れた2点目などは、DFを抜いてから考えるのではなく、抜く前にイメージができていたからこそ。行き当たりばったりではなく、相手が嫌がることを冷静にやれたから生まれたゴールだった。

 終始落ち着いた試合運びができたのは、宮沢の存在が大きかった。彼は日本代表でいうと柴崎のように、本当の危険が訪れる前に察知し、危ないコースを消すことができる。湘南戦ではここ最近のように、ハイプレスからボールを支配するという形を取っていなかった。ボールを奪い返す瞬間にパワーを出すのは当然だが、前から行ってごちゃごちゃするより、1回落ち着いた状況にしてしっかりスペースを作る形の方がいい。クレバーな金子のプレーや、出場停止明けで試合を落ち着かせた宮沢らを見て、特にそう感じた。(吉原宏太、1996~99年札幌FW)

試合詳細

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請