楽天がヤンキースとの7年契約最終年が終了した田中将大投手(31)を調査していることが10日、分かった。田中はFAとなる来季以降について、現時点では白紙。メジャーでのプレーを継続する可能性ももちろんあるが、FA選手の一人として古巣球団は調査を続けていく。
田中は言わずと知れた楽天のレジェンド。07年の入団から13年シーズン終了後にポスティングシステムでヤンキースに移籍するまでの7年間、さまざまな功績を挙げてきた。13年には開幕から24連勝で球団初のリーグ優勝、日本一達成の立役者となった。ここまでの球団通算1006勝の中で最多の99勝もマークしており、球団史には欠かせない存在。メジャーでも7年間で78勝と、さらなる経験を積み上げてきた男の魅力は大きい。
球団幹部は「FA選手の中の1人として、もちろんいろんな調査をしている」と説明。現在は日米問わず多くのFA選手を幅広く吟味している段階で、田中もその中の1人だ。チームは3位からの浮上へ、終盤戦を戦う最中。楽天時代もグラウンド内外でチームに好影響を与えてきた男の、今後の動向に注視していく。