【磐田】遠藤保仁、圧巻デビュー J2ではクラブワースト記録止める価値あるドロー…「連戦を乗り切ればまだチャンスはある」

ジュビロのユニホーム姿でCKを蹴る遠藤(カメラ・矢口 亨)
ジュビロのユニホーム姿でCKを蹴る遠藤(カメラ・矢口 亨)

◆明治安田生命J2リーグ第25節 松本0―0磐田(10日・サンプロ アルウィン)

 “ヤットさん効果”でジュビロ磐田に復調の兆しが見えた。G大阪から期限付きで磐田に移籍した元日本代表MF遠藤保仁(40)が松本戦で、先発フル出場。0―0で引き分けたが、パスの新供給源の加入でチームは活性化。J2ではクラブワースト記録(3連敗)の更新を食い止めた。鈴木政一新監督(65)体制2戦目で初の勝ち点をもたらした遠藤からは「連戦を乗り切ればまだチャンスはある」とJ1昇格へ強気の発言も出た。

 磐田巻き返しへの転機は、敵地・松本で訪れた。エネルギー源は背番号「50」で新天地に臨んだヤットさんこと遠藤だ。「勝ち点3を取るべき試合だった」と遠藤自身が話すように満足はしていない。だが、シュート数でも11対8と上回り、主導権を握らせなかった。試合前、守備の改善を課題に臨んだ鈴木監督は「フィニッシュへの精度」を新たな課題としながらも「(相手の)マーキングが良かったかなと思います」と無失点に抑えたことを評価した。

 入団会見からわずか4日。“ヤットさん効果”は、じわじわと表れている。トップ下のMF山田大記(31)は「ヤットさんが入って(チームに)落ち着きが出て、(中盤に)タメ(良いタイミングで出すパス)ができるようになった」と話すと「前の選手が意識を持ちながらやれている。(前線の選手同士では)もっといい動き出しをすれば(もっと)引き出せたんじゃないかなと話しました」と今後の進化に期待した。

 こうなれば、欲しいのは勝ち点3だ。9月9日の水戸戦以降、8戦連続で勝利がなく、7勝10分け8敗の暫定14位と低迷中。苦境を把握しつつも、遠藤は自らがJ1昇格へと導くつもりだ。「皆の自信を取り戻すには勝利は不可欠だと思う。次の長崎戦(14日・ヤマハ)でしっかり勝利して、チーム全体で連戦を乗り切れればまだまだチャンスはあると思います」。本当のヤットさん効果は、次戦のホームゲームで更に表れそうだ。(甲斐 毅彦)

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