◆高校野球秋季北信越大会▽1回戦 上田西10―1福井商=7回コールド=(10日・県営富山)
上田西(長野2位)が福井商(福井2位)を7回コールドで圧倒し、3年連続初戦突破。エース左腕・山口謙作(2年)が5回を投げて毎回11三振を奪い、2安打1失点と好投した。
最速137キロ左腕は直球で押し、左打者にスライダー、右打者にはチェンジアップをおもしろいように振らせた。3点リードの初回2死で右越えソロを許したが、すぐに修正。「立ち上がりが悪かったので、いつも以上に低めに集めようと思った。三振を取る投手じゃないので、打たせる中で、三振の数は気にしていなかった」。4回2死二、三塁から4者連続を含め、11Kのうち10個を空振りで奪った。
昨秋の北信越大会では背番号10で2試合に登板し、5回無失点だったが、8強止まり。174センチ、64キロの左腕は「エースとしてチームを勝たせたい」。夏の甲子園2度出場の同校を初のセンバツに導くため腕を振る。(『報知高校野球』取材班)