本田真凜が曲の提出を間違えアドリブ演技 失格まで1分…「やるしかない」

女子フリーの演技をする本田真凜
女子フリーの演技をする本田真凜

◇フィギュアスケート 東京選手権 第2日(10日、ダイドードリンコアイスアリーナ)

 女子フリーはショートプログラム(SP)9位の本田真凜(19)=JAL=が提出曲を間違えるミスがありながらアドリブで滑りきり、93・66点、合計140・95点の7位で東日本選手権(11月6~8日、山梨・小瀬スポーツ公園アイスアリーナ)進出を決めた。

 「本当にどうしようと思った。こんなことある?って。アドリブで滑りきった」。演技後もドキドキは止まらなかった。真凜は2季連続の「ラ・ラ・ランド」を演じるつもりでスタート位置に立ったが、流れたのは違う曲だった。すぐに中断。最初は他人の曲がかかったと思ったが、すぐに気がついた。「いや、これ自分の曲や」。今季のエキシビションナンバーのレディー・ガガの「アイル・ネバー・ラブ・アゲイン」だった。関係者がCDを探しに更衣室へダッシュした。

 「CDが来るのを待とうと思ったけど、1分たったら失格だったこと思い出して、もう一回ジャッジさんに聞きに行ったら『失格だよ』って」。この曲を滑ることを決めてリンクセンター寄りにスタート位置を変えると、ガガの歌声に乗って体を動かした。

 2週前に右肩を脱臼した影響で、ジャンプ練習を再開したのは9日。SP後にはフリーは3回転を跳ばずに2回転ジャンプで通す予定でいたが、朝の公式練習で3回転投入を決断。「コースに入った時に思いついたジャンプを前半に跳んだ。とりあえずジャンプを3つ終わらせようと」。冒頭は3回転トウループ、続いて3回転―2回転の連続トウループを着氷していった。

 3月にステファン・ランビエル氏に振り付けてもらったプログラム。当初は今季のフリーにする予定だったが、新型コロナウイルスの影響で手直しができず、エキシビションに回した。「3月に滑ったっきり。ジャンプを入れたこともなくてスピンも入れたことなくて。でも最初のポーズで立った時に『やるしかない』と思った。まだドキドキしている。振り付けとか忘れたので、アドリブでやって。ジャンプも7個入れないといけないし。今も頭がいっぱいです」。なかなか緊張から解放されぬまま早口で振り返った真凜は、次戦の東日本選手権の目標を問われて笑顔で言った。「まずは正しいプログラムを滑ることです」。

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