小関裕太「現場では僕が一番、ダメ出しされました」…16日公開「みをつくし料理帖」連載〈5〉

松本穂香(左)演じる主人公・澪にアドバイスを送る永田源斉役を好演した小関裕太(右は若村麻由美)
松本穂香(左)演じる主人公・澪にアドバイスを送る永田源斉役を好演した小関裕太(右は若村麻由美)

 主人公の澪(松本穂香)を優しく見守る若き町医者・永田源斉を演じたのが小関裕太(25)だ。角川春樹監督(78)の作品は初出演。出演作を見たという監督からオファーがあった。「怖いと聞いていたので、会う前に原作を読み込んで質問に答えられるように準備していったんですが、実際に会ったらすごく優しくて。同じ目線で僕の話も聞き入れて下さって、懐の深さを感じました」

 源斉は、今回の映画には描かれていないエピソードが、原作には多く入っている。だからこそ「原作の忠実な再現」を一番に心掛けた。「源斉先生が町医者になった思いとか、品の良さや芯の強さといった人間性が、台本になくても立ち居振る舞いから出るように演じました。原作のファンがいいなと思ってくれたらうれしい」と期待を込める。

 主要キャストで20代は松本、奈緒、小関の3人。角川監督は「女性は褒めて、男性には厳しく」と公言していたこともあり「胸を張って言うことじゃないですが、現場では僕が一番、ダメ出しされました」と振り返る。監督から具体的な指示はなく「現場では、違うっておっしゃる本当の意味が分からなかった」と試行錯誤した。完成後の試写で、監督の意図が理解できたという。「源斉先生の持つ人としての重み、生きている時間の早さが、当初の僕の考えと違っていたんだと。それがスクリーンを通じて伝わってきて、良い意味でショックを受けました。おこがましいですが、この映画の中で僕自身、成長させていただいたと思います」

 7歳の頃から子役として活動し、佐藤健、吉沢亮ら人気俳優がひしめくアミューズに所属。180センチの長身に自然体の雰囲気が魅力。今作でも落ち着いた演技で、十分に存在感を発揮している。(土屋 孝裕)

 ◆小関 裕太(こせき・ゆうた)1995年6月8日、東京都生まれ。25歳。2003年に「セキスイハイム」のCMでデビュー。06年から3年間、NHK「天才てれびくんMAX」のテレビ戦士として活躍。11年舞台「ミュージカル・テニスの王子様」で人気に。15年「あしたになれば。」で映画初主演。今年9月までNHK「旅するイタリア語」にレギュラー出演。血液型AB。

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