南こうせつ、毎年恒例の野外コンサートを中止に 昨年まで28年連続開催も台風接近で苦渋の決断

前日リハーサルを行っていた南こうせつ
前日リハーサルを行っていた南こうせつ

 歌手・南こうせつ(71)が10日に開催予定だった毎年恒例の野外コンサート『グリーンパラダイス』(東京・日比谷野外音楽堂)を中止することが9日、所属事務所から発表された。台風14号の接近による暴風雨が予想されるためで「来場されるお客さまの安全を第一に考慮し、誠に残念ではございますが、開催中止とさせていただきます」としている。

 『グリーンパラダイス』は自然との触れ合いを大切にする南が、減少しつつある都会の緑の中で、音楽を通して緑の大切さを伝えるコンサートとして1992年にスタート。4月29日の「みどりの日」(現・昭和の日)か5月上旬に日比谷野外音楽堂で毎年開催されてきた。過去にも大雨に見舞われたこともあったが、昨年まで28年間、一度も中止されたことはなかった。

 昨年は長渕剛がサプライズで登場するなど多彩なゲストの出演も見どころで、これまで島倉千代子、加山雄三、世良公則、大友康平らの大物アーティストからコロッケ、テツandトモ、キンタロー。らのお笑い芸人まで多くのエンターテイナーがステージを盛り上げてきた。

 今年は東京五輪が予定されていたため会場の関係で春の開催ができず、初めて秋にずらして行うことに。例年通りの4~5月であれば新型コロナウイルスの感染拡大で開催不可能だっただけに、観客数を減らすとはいえ10月に変更したことが幸運だったと思われたが、台風という次なる難敵に阻まれてしまった。

 くしくも10月10日は1964年に東京五輪の開会式が行われた日。南は「10月10日と聞いてハートが反応しました。あの日のことは鮮明に覚えていますから」と五輪を意識した演出を考えていたという。だが、過去の悪天候でのコンサートと違い「台風が来ているのを分かっていて強行して、お客さんが雨に打たれて発熱したり咳が出たりしたら、コロナウイルスも疑われて大変なことになる」と苦渋の決断となった。

 チケットの払い戻し方法など詳細は後日、南こうせつオフィシャルサイトで発表する。また、野外コンサートではないが、12月13日に「LINE CUBE SHIBUYA」(渋谷公会堂)で行うコンサートを『南こうせつ29th グリーンパラダイス』として“リベンジ開催”することが決まった。

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