札幌内定FW小柏剛「明治大学に結果という形で恩返し」 ラストイヤーの後期リーグで「11連勝」狙う

3年から背番号10をつける来季札幌内定の明大FW小柏剛
3年から背番号10をつける来季札幌内定の明大FW小柏剛

 10日に第94回関東大学サッカー1部後期リーグが幕を開ける。試合数に差はあるが、前回覇者の明大は8勝1分け2敗で暫定1位。来季札幌への加入が内定しており、8月にはJ1デビューも果たしたFW小柏剛がスポーツ報知の取材に応じ、連覇への意気込みを語った。

 7月に3か月遅れで始まった前期リーグ。昨季タイトルを総ナメにした明大は開幕6連勝を飾った。小柏も3戦連続得点と上々の滑り出しを見せ「自粛期間の中で一人一人が意識高くやっていた成果」と振り返った。自粛中は群馬の実家に戻り、毎日自己ベスト更新を目指して5キロ走。夏場の90分勝負にも手応えをつかんだ。

 しかし徐々に2トップを組む来季J2東京V内定の佐藤凌我とともに、相手の厳しいマークに合う。前期を終えて9試合出場4得点。「相手も分析する中で、引き分けや負けが多くなってる。得点も取れなかった。上回れる準備をしたい」と首位にもまったく慢心はなく、自らを奮い立たせた。

 後期に向け「個の力は去年に引けを取らないくらい強い。それを最大限引き出すチームづくりができるか」を課題とする。現在プロ内定者最多8人を擁するタレント軍団。下級生の時から試合に絡む選手も多く、経験も豊富だ。「合わせていければ相手関係なく点が取れる」と自信をのぞかせた。

 8月からは札幌にも帯同しJ1のレベルを痛感している。川崎戦(1●6)では先発したものの「何もできなかった。衝撃的。これが日本一のチームなのか」。玉砕された45分間に「このチームをぎゃふんと言わせる選手になりたい」と決意を新たにした。デビュー戦のルヴァン杯は、両親がテレビを大きいサイズに買いかえて応援してくれた。両親にも「早く初ゴールの姿を」と意欲は十分だ。

 札幌でチームメートになる法大GK中野小次郎も大学サッカー界ではライバル。「ここで点を取るかで、来年いじるかいじられるかが決まる」と冗談交じりに話したが、法大には1年生の時に総理大臣杯決勝で敗れ、前期も0―1と勝てず。大宮ユース時代の仲間であるMF長谷川元希(21年J2甲府内定)も所属する因縁の相手に「絶対負けたくない」と必勝を誓った。

 王者と呼ばれ、多くの大学が「打倒明治」を掲げる。「プレッシャーもあるし、2年連続優勝は簡単なことではない」と副将も務める小柏。しかし「11連勝」をやってのけ、来年1月の全国大会でも頂点へと内なる闘志を燃やす。「本当に4年間で大きく成長させてもらった。明治大学に結果という形で恩返ししたい」と思いを込めた。紫紺の10番を背負う男の一暴れで、チームを優勝に導く。

 ◆小柏 剛(おがしわ・つよし)1998年7月9日、群馬・高崎市生まれ。22歳。浦和北高、明大在学中。5歳でサッカーを始め、ファナティコスを経て大宮下部組織。17年、明大に進学し1年からメンバー入り。13年U―16選手権出場。16年高円宮杯U―18プレミアリーグEAST得点王。同年日本クラブユース選手権(U―18)得点王。19年ユニバーシアード日本代表。167センチ、67キロ。右利き。

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