【箱根への道】青学大コンビ吉田圭太&岩見秀哉、卒業後も住友電工で共闘 東海大「三羽がらす」は“解散”…箱根トップランナーの進路

青学大・吉田圭太
青学大・吉田圭太

 10月に入り、多くの企業で来春に入社する学生の内定式が行われた。大学4年生ランナーの進路も決まりつつある。箱根駅伝で2年連続6度目の優勝を狙う青学大の吉田圭太と岩見秀哉はそろって住友電工へ。東海大「三羽がらす」塩沢稀夕は富士通、名取燎太はコニカミノルタ、西田壮志はトヨタ自動車とそれぞれの道を進む。大学駅伝の戦いを終えた後で、次のステージに向かうトップランナーの進路予定を特集する。

 コロナ禍にさらされる今年、就職活動はオンラインによる面接が主流になるなど様変わりした。大学駅伝に青春を懸ける4年生ランナーも例年と大きく異なる環境に戸惑いながら競技に打ち込み、そして卒業後の進路を決めた。

  • 青学大・岩見秀哉
  • 青学大・岩見秀哉

 2年時に学生3大駅伝全て区間賞を獲得した青学大の吉田は、多くの強豪実業団チームからオファーを受け、トップランナーの指導に定評がある渡辺康幸監督(47)率いる住友電工に進むことを決めた。青学大の3学年先輩で昨年の日本選手権1万メートル優勝の田村和希(25)、同い年で、大学に進まず実業団入りした高校時代からのライバル・遠藤日向(22)ら日本トップクラスの選手がそろう環境でさらなる高みに向かう。前回の箱根駅伝8区で区間2位と力走したチームメートの岩見も住友電工に加入。社会人となっても同じ環境で切磋琢磨(せっさたくま)する。

  • 東海大・塩沢稀夕主将
  • 東海大・塩沢稀夕主将

 大学のチームメートは同じ実業団に進むケースの方が少なく、東海大の三羽がらすは別の道を歩む。前回2区7位のスピードランナー・塩沢主将は富士通、昨年の全日本大学駅伝優勝の立役者となった名取はコニカミノルタ、前々回5区2位で粘り強い走りが特長の西田はトヨタ自動車へ。それぞれ自身をさらに成長させてくれると信じる強豪チームを選択した。

 駒大は5選手が実業団で競技を続行する。主将の神戸駿介が小森コーポレーション、伊東颯汰が九電工、加藤淳が住友電工、小林歩がNTT西日本、小島海斗がヤクルトと、異なるチームで成長を期す。

 1、2年時に箱根駅伝1区で区間賞に輝いた西山和弥はトヨタ自動車へ。尊敬する東洋大の先輩で東京五輪マラソン代表の服部勇馬(26)が所属する強豪で世界を目指す。

  • 主な大学4年ランナーの希望進路
  • 主な大学4年ランナーの希望進路

 岡山・倉敷高ではチームメートとして2016年全国高校駅伝で優勝を果たした畝歩夢と拓夢の双子ランナーは、歩夢が中央学院大、拓夢が中大と別の大学に進学した。今年の箱根駅伝では5区で直接対決。歩夢が1時間12分46秒で区間8位、拓夢は1時間12分49秒で区間9位と大接戦を演じた。大学卒業後は歩夢は埼玉医大グループ、拓夢は日立物流と再び別のチームで競い合う。

 箱根駅伝まで3か月を切った。4年生ランナーは学生最後の大勝負を終えた後、次のステージに向かう。1920年に創設された箱根駅伝は「世界で通用する選手を育成する」という理念がある。「箱根への道」を全力で駆け抜けた後、「箱根からの道」が本当の勝負となる。(竹内 達朗)

 ■中大・舟津&法大・佐藤卒業遅れ10月加入半年遅れ

 中大出身の舟津彰馬(23)は九電工、法大出身の佐藤敏也(22)はトヨタ自動車に、それぞれ10月1日に加入。本来は4月に入社するはずだったが、卒業が半年遅れたため、異例の10月加入となった。“半周遅れ”を取り戻す活躍が期待される。

 ■日本選手権800メートルV山梨学院大・瀬戸口

 日本選手権800メートルで初優勝した山梨学院大の瀬戸口大地は佐賀県で食品販売などを手がけるアースグローで競技を続け、トラックで世界を狙う。箱根駅伝に出場しない大学(関東以外)では東海地区の雄、皇学館大の川瀬翔矢が強豪ホンダに進む。1万メートル28分26秒37と学生トップクラスの自己ベストを持つ川瀬は未知数の潜在能力を秘めている。

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