【巨人】高橋優貴が帰って来た! 今季初登板で打者10人を6K! 日本一へ先発左腕救世主

7回から3番手で登板した高橋(カメラ・中島 傑)
7回から3番手で登板した高橋(カメラ・中島 傑)

◆JERAセ・リーグ 巨人3―6DeNA(7日・東京ドーム)

 巨人に頼もしい左腕が帰ってきた。18年ドラ1の高橋がDeNA戦の7回から今季初登板。1失点ながら2回2/3、打者10人に6三振を奪う快投を披露した。試合は先発・田口が6回にロペス、ソトに2者連続本塁打を浴びるなど6回途中5失点でKOされ、チームは連勝ならず。優勝マジックは2位阪神が敗れたため1つ減って「15」となった。

 再び1軍で投げられる喜びをかみしめた。2点ビハインドの7回。高橋の名がコールされると、場内に大きな拍手が起こった。3月3日の日本ハムとのオープン戦(札幌D)後に左肘痛を発症。長いリハビリを乗り越えてたどり着いた218日ぶりの1軍マウンドに、自然と笑みがこぼれた。

 「3月にけがをして7か月。(登板前は)緊張の方が大きかったかな。ファンの方がスタンドを埋めてくれて、久しぶりにいい気持ちを味わわせてくれた。ファンの皆様に感謝したいと思います」

 復帰登板はプロ初のリリーフだったが動じない。「先発の時と変えないようにと思ってマウンドに上がった。先頭から全力で、自信のある球からいこうと決めていました」。初球に選んだのはストレート。かぶっていた帽子が勢いで飛ばされるほど、思い切り腕を振った。キレのある最速148キロのストレートに得意のスクリューなどを織り交ぜ、2回2/3を2安打6奪三振。原監督は「心技体という部分で優貴が非常にいいですね。1軍に来られたということで初心を忘れていないという部分もいい」と目尻を下げた。

  • 7回無死、神里(後方右)から三振を奪った(捕手・大城)

    7回無死、神里(後方右)から三振を奪った(捕手・大城)

 宮本コーチは試合後、田口を登録抹消することを明かした。現状、メルセデスが左肘の違和感でファーム調整中。今村も1軍に定着しきれずにいる。その中で高橋が結果を残し「先発のチャンスをつかんだ」と同コーチ。ロングもこなせるリリーフとして昇格したが、先発左腕の救世主としてローテに急浮上した。

 昨季はルーキーながら開幕ローテを勝ち取り5勝7敗、防御率3・19でリーグ優勝に貢献。今年からはかつて内海(現・西武)が背負った背番号「26」を託されるなど、先発の柱として首脳陣の期待も高かったが無念の離脱。リハビリに励む中、1軍は首位を独走。「最初の頃は『どうしてうまく投げられないんだろう』って。葛藤というか、あまり味わったことのない気持ちがあった」。同期入団の戸郷や直江、沼田らも台頭し、自然と焦りも募ったが「絶対1軍のマウンドに帰るということだけ考えた」と力に変えた。

  • 今季から背番号「26」となった

    今季から背番号「26」となった

 「スタッフのみなさん、トレーナーの皆さん、僕を支えてくれた皆様にまずは感謝したい。家に帰れば笑顔で迎えてくれる家族がいたから、(1軍に)帰って来られたのかなと思います」と周囲の支えに改めて感謝。阪神が敗れたため、優勝マジックは「15」となった。「僕も少しながらですけど、優勝に貢献できたらなと思います」。背番号26が、ひと回り大きくなって帰ってきた。(河原崎 功治)

 ◆高橋の今季の経過

 ▽2月1日 春季キャンプを1軍でスタート

 ▽3月3日 日本ハムとのオープン戦(札幌D)で2回を完全投球した後に左肘痛を発症

 ▽同10日 リハビリ組に合流

 ▽4月5日 ブルペンでの投球を再開

 ▽7月28日 巨人3軍VSロッテ2軍(ロッテ浦和)で実戦復帰

 ▽8月20日 イースタン・DeNA戦(G球場)に登板。4回1/3を4安打4四球2失点、6奪三振。最速147キロをマーク

 ▽10月6日 今季1軍初昇格

 ▽同7日 今季1軍初登板

 ◆高橋 優貴(たかはし・ゆうき)1997年2月1日生まれ、23歳。茨城県出身。東海大菅生(東京)から八戸学院大を経て18年ドラフト1位で入団。5勝を挙げた昨年のオフ、背番号12から26に変更。

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
試合詳細
7回から3番手で登板した高橋(カメラ・中島 傑)
7回無死、神里(後方右)から三振を奪った(捕手・大城)
今季から背番号「26」となった
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