たくましさ増した「タキ」に期待…南野拓実を英国で取材 森昌利通信員が語る現状

南野拓実
南野拓実

◆サッカー国際親善試合 日本―カメルーン(9日、オランダ・ユトレヒト)

 日本代表は7日、オランダ・ユトレヒトで国際親善試合(9日・カメルーン戦、13日・コートジボワール戦)に向けて調整した。初めて背番号「10」をつけるMF南野拓実(25)=リバプール=はオンラインで取材対応し、憧れの存在である元代表MF香川真司(31)が果たせなかった“10番デビュー弾”へ意気込んだ。また、英国で取材を続ける森昌利通信員が、プレミアリーグ2季目を戦う南野の現状を「見た」。

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 南野がリバプールの一員となってから、はや10か月。短いオフを経て今季のプレシーズンが始まると、南野がリバプールの選手らしいたくましさと強さを見せ始めた。

 リーグ戦での出場機会は限られているが、リーグ杯では2試合でフル出場。3部相手ながら2ゴール1アシストの強烈な活躍を見せたリンカーン戦後には、クロップ監督に「カウンタープレスをはじめ、今夜のタキ(南野の愛称)のプレーが大好きだ」と言わしめた。

 2試合ともに3トップ中央でプレーしたが、特筆すべきはその運動量だった。最前線からトップ下、そして状況に応じてボランチの位置までボールを追い、広大なエリアをカバーするプレーは、レギュラーのブラジル代表FWフィルミノと比べても遜色ないレベルだ。一昨季に欧州CLを制し、昨季は30年ぶりにリーグ優勝を成し遂げたリバプールの原動力は、90分間足を止めない驚異的な体力。相手のMF、DFに出足の鋭いプレスをかけてボールを奪う指揮官の戦術「カウンタープレス」の申し子的な動きを体得したことは大きい。

 厳しいことで知られる練習に耐え、わずか10か月でクロップ監督に愛される選手に成長した。世界有数の黄金3トップは今季も健在で、リーグ戦でのプレー時間は少ないが、限られた出場時間で確実な変化を見せている。

 リバプールの「タキ」が日本代表でも出現し、広範囲でボールに絡む神出鬼没なプレーを見せられるか。ビッグクラブ移籍後初の日本代表戦。南野に対する期待と注目は高まるばかりだ。(森 昌利)

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