「芸能人にマネジャーを任せるなら誰?」 グループワークでも結束高めた U―19日本代表候補合宿終了

スポーツ報知
練習試合で得点を決め笑顔でグータッチするFW斉藤光毅(13番)

 U―19日本代表候補は7日、JFA夢フィールドで行われた4日間の合宿を無事に終えた。最終日はJ2千葉と45分×2本の練習試合。1本目にFW斉藤光毅(横浜C)、2本目にはMF鈴木唯人(清水)が得点を決め、合計スコア2―1で勝利を収めた。影山雅永監督(53)がオンライン取材で今合宿を総括。「やれて良かった。ちょっとでも積み上げることができた」と話した。

 今年に入って3回目の合宿。しかし例年とは異なり食事中の会話や、滞在先のホテルで部屋を行き来することはできない。普段一緒に過ごすことがない代表チームにとっては重要なこと。前回の合宿でも斉藤が「短い期間でどれだけお互いをわかりあっていくかは大事」と話していた。コミュニケーションをとることに重きをおき、オンラインでのグループワークを実施してきた。

 4、5人のグループとなり、MCやタイムキーパーなど、それぞれが役割を担い議論を進める。6日夜にコーチから与えられたお題は「代表チームのマネジャーを芸能界なら誰に任せるか」。議論の様子を見ていた監督も「すんごい楽しかった。みなさんに見せてあげたかったくらい」とおおいに盛り上がったそう。DF西尾隆矢(C大阪)も「みんな発言していて、良い雰囲気になった」とグループワークの効果を実感した。

 この日の練習試合は今年初の対外試合だったが、監督もうっかり試合直前まで「キャプテンを決めるって大事な仕事を忘れてしまいました」。それでもやはり紅白戦とは雰囲気が全然違ったと感じ「選手にとっても監督にとっても対外試合はやらなきゃいけないと思わせてくれた」とうなずいた。

 来年初旬にU―19選手権(ウズベキスタン)が予定されているが、先行きは不透明。しかし指揮官は選手について「あまり心配していない」という。「彼らは非常にクラブでやるのと違うモチベーションを持ってて。一番感じるのはやっぱり楽しいんですよ。同じチームとしてやってこうっていうのが見える」と選手たちの意欲の高さに目を細めた。監督自身もチーム力をさらにあげるため、「やっぱりこういった試合を何回もやりたい」と思いを込めた。

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