角館は千葉蘭丸右翼手とエース右腕の武田拓海投手が投打の軸 高校野球秋季東北大会出場校紹介

東北大会で上位進出を狙う角館の武田(左)と千葉(カメラ・小山内 彩希)
東北大会で上位進出を狙う角館の武田(左)と千葉(カメラ・小山内 彩希)

 来春のセンバツ高校野球出場校選考の参考資料となる秋季東北大会が14日、宮城県で開幕する。「とうほく報知」では、出場18校から各県1校ずつ紹介していく。第1回は、7年ぶり3度目の県王者に輝いた秋田第1代表の角館。県大会全4試合を2ケタ安打で勝ち上がったチームでトップの打率4割7分1厘を誇る5番・千葉蘭丸右翼手(2年)と、3試合を完投する力投でけん引してきたエース右腕の武田拓海投手(2年)が、3年ぶり5度目の東北大会へ意欲を示した。

 角館の千葉と武田が、投打でチームを引っ張る。千葉が「自分から流れを生み出す打撃をしたい」と話せば、武田は「エースとして、先頭に立って試合をひっぱっていく」とともに意気込みは十分だ。

 県大会全4試合を2ケタ安打で勝ち上がった強力打線で、東北大会でも好投手を打ち崩してみせる。県大会の打率は4割7分1厘でチームトップの千葉は、決勝の由利工戦でも先制打を放つなど勝負強さが光る。長打力もある左の大砲は今夏、苦手だった外角も逆方向にフルスイングで低い弾道を打つ意識を持つことで修正。「東北大会でも自分のスイングをして後ろにつなげられれば」とイメージを膨らませていた。

 チーム全員が入学当初から、150キロのマシンで打撃練習をしてきた。14年夏に同校を初の甲子園に導いた湯沢淳監督(45)は「好投手を打てないと上では勝てない。速球だけじゃなく変化球も甲子園水準に設定している」と背景を明かした。

前エース藤井教え 夏休みには、今夏引退した絶対的エースの藤井優矢(3年)が週3、4回ペースで練習に参加。最速145キロを超える直球に多彩な変化球を織り交ぜ、後輩たちの打撃練習の相手となった。「好投手を全員でつないで打ち崩す練習ができた」と千葉が話せば、藤井から背番号1を受け継いだ武田は「間の取り方や配球のことも教えてもらった」。“県内ナンバーワン投手”と尊敬する先輩からの教えを胸に、県大会では全4試合に登板し、3試合で完投する力投をみせた。

 千葉も武田も、甲子園を目指して角館への門をたたいた。秋田・生保内町生まれの千葉は、同じ町内出身で同校卒の先輩に「角館が甲子園に出て地元を盛り上げよう」と誘われた。武田は、14年夏の甲子園をテレビで見て、当時のエース・相馬和輝さんに憧れ入学した。来春のセンバツへつながる東北大会。2人が投打でチームを勢いづけ、甲子園へ近づく秋にしてみせる。(小山内 彩希)

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