【巨人】記録並ばれても菅野なら納得…堀内恒夫が語る開幕13連勝「私よりはるかに上」

堀内恒夫氏
堀内恒夫氏
1966年堀内恒夫(巨人)の開幕13連勝
1966年堀内恒夫(巨人)の開幕13連勝

◆JERAセ・リーグ 巨人6―4DeNA(6日・東京ドーム)

 巨人・菅野が史上138人目で平成生まれ一番乗りの通算100勝を達成した。7回3失点でDeNAに快勝し、1966年の堀内恒夫に並ぶ球団記録の開幕13連勝。開幕投手としては日本新記録となった。優勝マジックは1つ減って「16」となった。

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 菅野が私の記録に並んだ。記録はいつか破られるものだが、自分の記録を破ろうとしているのが球界最高の投手なのだから納得だ。

 54年前。高校出の新人は中3日で先発、合間にリリーフでも登板した。13連勝の中にはリリーフで挙げた2勝も含まれている。菅野の中6日での先発は楽に見えるが、次の登板までの6日間、「負けられない」という重圧は大きい。エースとして投げてきて、相手も研究してくる。球種、球道を知り尽くされた上での連勝は立派だ。スライダーを狙われると、昨年より精度を上げたフォークに切り替えるなど、投手としての完成度は私よりはるかに上だ。

 私は“勢い”で投げていた。初勝利の後、制球難で2軍に落ちたが、復帰すると3連続完封、2度のリリーフを挟んでまた完封。44イニング無失点の記録を作ったのもこの時だ。直球とカーブしかないのに、打たれる気がしない。マウンドに上がるのが楽しくて仕方がなかった。

 連勝が止まった7月31日の広島戦。5回途中2失点で降板した。相手が悪い。安仁屋宗八さんが9回2死までノーヒットノーランの快投。うちの打線は手も足も出なかった。負ける時はこんなものだ。高校出の新人がそこまでよく持った。実は、その前の登板あたりから調子は落ちていた。先発、リリーフにフル回転した疲労で体が思うように動かない。どんな球を投げても打者に合ってしまう。9回裏2死満塁でリリーフして広野功さんに逆転満塁サヨナラホーマーを浴びた中日戦は、初黒星から2日後だ。直後にファーム落ち。1軍復帰後に3勝(1敗)したが、連勝中のような球は投げられなかった。

 腰痛で出遅れた2年目にも8連勝した。だが、13連勝も8連勝もたまたまの記録。それを「俺はすごい投手だ」と勘違いして、しばらくプロをナメたところがあった。今では反省だ。(スポーツ報知評論家)

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