【巨人】原監督、桜井俊貴にゲキ「子どもちゃんが野球をやっているようなもの」四球直後に被弾

5回2死一塁、大山(後方)に中越え2ランを打たれた桜井(カメラ・竜田 卓)
5回2死一塁、大山(後方)に中越え2ランを打たれた桜井(カメラ・竜田 卓)

◆JERAセ・リーグ 阪神6―1巨人(5日・甲子園)

 巨人が阪神に完敗し、連勝は2で止まった。相手先発・高橋に14三振を喫してプロ初完投を献上。先発の桜井は大山にリーグトップの同僚・岡本に並ぶ24号2ランを浴びるなど5回3失点で3敗目となり、原監督は「子供ちゃんが野球をやっている」と苦言を呈した。優勝マジックは17で変わらず。

 期待しているからこそ、原監督の口調は厳しさを増した。試合後の会見で、先発・桜井について問われた時だ。「あの点の取られ方は、子どもちゃんが野球をやっているようなもの。もう少しできる人だと思う」。8月2日の広島戦(東京D)以来、約2か月ぶりの先発で5回3失点。指揮官は、結果以上に受けた失望感を隠そうとはしなかった。

 “タブー”を何重にも犯した。坂本の適時二塁打で先制点をもらった直後の4回、先頭から連続長短打で無死二、三塁とされ、捕逸ですぐに同点に。5回にも2死から糸井を歩かせ、4番・大山に決勝2ランを浴びた。2ボールから外角要求の直球が、バットに吸い寄せられるように中に入った失投だった。「1点を先取して簡単に取られる。5回、2死を簡単に取って、(糸井を)1ボール2ストライクと追い込んで四球。そして4番打者に2ボールから真っすぐで本塁打。これはいかがなものか」。指揮官の脳裏には、細かな状況までハッキリと負の印象が刻まれていた。

 昨季、原監督は中継ぎでくすぶっていた桜井を6月に先発へ抜てき。そこから最後までローテを守り抜き、8勝を挙げて5年ぶりのリーグVに大きく貢献した。さらなる飛躍を期待するだけに「やっぱり桜井は昨年の立役者の一人。そういう意味では、どうしても厳しい見方をしてしまう」。桜井はファームで調整している間に、左腕の使い方や重心の位置などフォームを調整。その報告を受けているだけに「すごく努力をしているけど、我々は勝負の時にその力を出すことが最も重要なことだから。プロセスはとても大事だけど、結果が全て」と努力を結果に結びつけてほしいと願っている。

 痛恨の被弾で、この日3打数3三振に終わった岡本は本塁打王争いで大山と24発で並ぶ形となった。元木ヘッドコーチは「刺激になっていいんじゃない。和真も負けていられないという気持ちは絶対あるはずだから、頑張ってほしい」と奮起を期待した。

 打線全体でも高橋の前に今季最多タイの14三振を喫し、プロ初完投を許した。原監督は潔く完敗を認めつつも「(高橋が)いい投手であることは間違いないし、そこに投げ勝つチャンスがあったわけだからね。そこが俺も悔しいね」と話題を桜井に戻して残念がった。指揮官の言葉を聞いて、右腕が何を感じるか。回答を、快投で見せてほしい。(西村 茂展)

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