【掛布論】巨人・大江と阪神・藤浪「回またぎ」で明暗

スポーツ報知
3回途中から2番手でマウンドに上がり好リリーフで試合の流れを引き寄せた大江竜聖(カメラ・中島 傑)

◆JERAセ・リーグ 阪神1―7巨人(4日・甲子園)

 巨人が7投手の継投で阪神を振り切り、優勝マジックを「17」とした。先発の戸郷が3回、1点差に迫られなおも無死満塁で降板。2番手でマウンドに上がった大江が、後続を断つ好リリーフで試合の流れを引き寄せた。

 ともにイニングまたぎの登板となった巨人・大江と阪神・藤浪の明暗が、勝敗を分けた。

 巨人は3回無死満塁のピンチで2番手の大江が追加点を許さず、続く4回も無失点に封じた。完璧な仕事を果たしてベンチに帰った後、気持ちをリセットして抑えたネクストの1回が大きかった。対して藤浪は1点ビハインドの6回から登板。2死二、三塁のピンチを無失点でしのぎ、マウンドでほえた。だが、7回に致命傷となる3失点。リリーフ経験の浅い藤浪には精神的に難しい登板だった。

 巨人は大江だけでなく、4番手の高梨もイニングまたぎで打者4人をパーフェクトに抑えた。この2人に加え、6番手で無失点の中川と、信頼できる中継ぎ左腕を3枚もそろえているのだから強いはずだ。

 この試合は巨人が10連戦、阪神が13連戦のさなかのゲームだった。過密日程が続く今季は、各チームの総合的な投手力がものを言う。巨人は菅野という大エースがいるが、先発ローテ自体は決して他球団より秀でているわけでない。それをカバーするブルペンの力こそ、首位を独走している要因の一つだ。(阪神レジェンド・テラー、スポーツ報知評論家)

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