コロナ禍で中止の出雲駅伝「代替大会」で明大が逃げ切り優勝 箱根駅伝シードの5校が参加

多摩川5大学対校1万メートルで激しい日本人トップ争いを繰り広げた(先頭から)国学院大・中西大と駒大・小林
多摩川5大学対校1万メートルで激しい日本人トップ争いを繰り広げた(先頭から)国学院大・中西大と駒大・小林

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止された学生3大駅伝開幕戦の出雲駅伝の代替大会として、多摩川沿いに本拠地を構える5大学が参加し「多摩川5大学対校長距離競技会」が4日、静岡・裾野市運動公園陸上競技場で行われた。昨季の出雲駅伝で学生3大駅伝初タイトルを獲得し、箱根駅伝でも3位と躍進した国学院大をはじめ、昨季の箱根駅伝4位の帝京大、同6位の明大、同8位の駒大、同9位の創価大と箱根駅伝シード校の強豪5チームが参戦。5000メートルと1万メートルにそれぞれ各校4選手ずつが出場し、8人の合計タイムで“今季初タイトル”を争った。

 1500メートル1組、5000メートル3組、1万メートル1組のオープン競技が行われた後、まず、5000メートルの対校戦がスタート。国学院大のエース藤木宏太(3年)が13分44秒94でトップになった。対校戦では4人全員が13分台でゴールした明大がトップに立った。

 最終種目の1万メートルは創価大のケニア人留学生フィリップ・ムルア(2年)が28分21秒07でトップ。対校戦では28分50秒03で4位と健闘した小袖英人らをはじめ堅実に走った明大が5000メートル首位から、そのまま逃げ切り、優勝を飾った。山本佑樹監督(42)は「出雲駅伝の代わりの大会として勝ちに行くぞ、と選手と話していました。勝った、という事実は自信になります。全日本大学駅伝、そして、箱根駅伝につなげたい。いずれも目標は3位争いをすることです」と前向きに話した。

 昨年の出雲駅伝覇者の国学院大は総合3位。5000メートルでは最下位だったが、1万メートルではトップとなり、巻き返した。「収穫と課題の両方があるレースでした。収穫は5000メートルで藤木がトップ、1万メートルも中西大翔(2年)が日本人トップの2位になったこと。エースは他校のエースとも互角以上に渡り合える力がある。その一方で選手層が薄いという課題も残りました。この結果を受け止め、今後に生かしていきます」と前田康弘監督(42)は冷静に話した。

 総合結果は以下の通り。

 1位 明大

 2位 駒大

 3位 国学院大

 4位 創価大

 5位 帝京大

 対校戦に先立ち、出場の監督が昨季の箱根駅伝の成績順にあいさつ。今大会の運営に全面協力の地元陸上競技協会に感謝し、駅伝シーズンに向けて意気込みを熱く語った。

 国学院大・前田監督「昨季は出来すぎなところもあった。今季は、その力が本物か、試されます」

 帝京大・中野孝行監督(57)「駅伝を想定して、緊張感あるレースができることに感謝します」

 明大・山本監督「静岡出身なので、静岡に帰って来られてうれしい。チームとしても気合い入っています。全日本大学駅伝、箱根駅伝につなげたい」

 駒大・大八木弘明監督(62)「全日本大学駅伝、箱根駅伝に向けて足がかりをつくります」

 創価大・榎木和貴監督(46)「昨季はぎりぎりで箱根駅伝のシード権を獲得できました。我々はチャレンジャー。出雲駅伝が中止になり、箱根駅伝一本になりました。上位校に胸を借りるつもりで頑張ります」

 神奈川・箱根町と隣接した裾野市で、駅伝シーズン開幕を告げる熱い戦いが始まった。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請