三原舞依3位発進「ただいま」「よし、行くぞー」喜びかみしめ566日ぶり実戦

三原舞依(代表撮影)
三原舞依(代表撮影)

 ◆フィギュアスケート 近畿選手権 第2日(3日、大阪府立臨海スポーツセンター)

 17年四大陸選手権女王で昨季は体調不良で全休した三原舞依(21)=シスメックス=が566日ぶりに競技会の氷上に戻ってきた。神戸市で3月17日にフリーのみで行われた地方大会以来の実戦となる女子ショートプログラム(SP)が行われ、59・69点で3位スタートを決めた。演技後は笑顔で両手を突き上げた。

 「まず曲が鳴る前に名前がコールされたところで、試合に帰ってきたーっていうのが、自分の中でうれしくて楽しくて。すごく『ただいま』っていうか。久しぶりの試合で氷に乗れて、最後まで滑りきることができてうれしかったです」

 三原は18―19年シーズンに使用したデービッド・ウィルソン氏振り付けの「イッツ・マジック」を滑った。冒頭の3回転ルッツ―2回転トウループの連続ジャンプ、2回転半、3回転ループとすべてのジャンプを着氷した。今大会は無観客開催だが、関係者から拍手が起きた。

 「始まる前は緊張はなくてとにかく楽しみで。『よし、いくぞー!』っていう気持ち。ジャンプの構成は前よりかなり落としたので、確実にできるすべてのことをやろうと一つ一つ大事に滑った」。

 昨季はすべての試合を欠場した。今年になり体調が戻ってきた頃に、新型コロナウイルスの影響でリンクが閉鎖。オフの間は思うように滑り込むことは難しい状況だった。自粛期間中は、柔軟を欠かさず、コツコツと体幹を鍛えた。筋肉を一から作り直した。「少しでも元気って思える時は、絶対に氷に乗りたいなと思っていた」。

 氷上練習を再開した直後は後ろ重心になり、バランスを取ることにさえ苦労したが、7月には3回転ループとサルコーを跳べるまでに。8月にはアクセルを除くすべての3回転を跳べるようになった。現在は練習では3回転の連続ジャンプを跳んでいる。試合に入れられるように精度を高めて行く。

 どんな時も「スケートが大好き」という気持ちは変わらなかった。今もその思いが三原を支えている。今季は2022年北京五輪のプレシーズン。

 「コンディション的には2年前の状態とはまた違って…でも一言言えることは元気なので。これから日を追うごとにどんどんどんどんレベルアップしていかないと、他の方々と全然戦うことができないので、しっかり一つ一つを本当に大切に。日数が限られているので、毎日を大事に過ごしたい」

 4日に女子フリーが行われる。今大会は12月の全日本選手権(23~27日、長野ビッグハット)の予選会を兼ねたブロック大会。上位9人が西日本選手権(10月29日~11月1日、京都アクアリーナ)に進む。(高木 恵)

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請